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タワーマンションにも死角が!ー地下に設置した電気設備

タワーマンションの死角最近の動き

台風19号の大雨による浸水被害は、武蔵小杉のタワーマンション街も襲いました。

47階建てのこのマンションでは、台風による大雨が地下に流れ込み、地下に設置されていた電気設備に浸水し故障してしまいました。

電気設備が故障すると、エレベーターやポンプで水を供給するシステムを稼働しなくなり、風呂・シャワーやトイレも使えなくなります。

タワーマンションの状況

タワーマンションは、一般的に高さ60m、20階建て以上のマンションを指していて、都市部を中心に増加傾向が続いています。

1997年の建築基準法改正で容積率から共用部分が除外され、高層建築が可能となり増加につながっています。

不動産調査会社によると、36都道府県で1,289棟、33万戸以上に達しています。

この内、8割は首都圏と近畿圏に集中しているということです。

タワーマンションの設計

タワーマンション等の高層建築物は、地震や台風などの強風による揺れへの高い安全性が要求されています。

「長周期地震動」などに耐える強度があるか否か、国が1棟ずつ認定しているということです。

強風への対応でも、基準風速の1.25倍の耐性も求められています。

しかし、水害の面では、浸水しても「建物の構造には問題ない」という認識だったようです。

大手ゼネコンの方によると、マンションは低層階を店舗や事務所などに利用することが多いことから電気設備は地下に置くのが一般的だということです。

タワーマンションでの災害時のリスク

階段の上り下り

階段は1階当たり15段 × 40階建て = 600段

これは、東京タワーメインデッキ(高さ150m)までの階段数に相当

1日のゴミの量

1人920グラム  マンション全体で2.76トン

1日のし尿の量

1人2.54リットル マンション全体で7620リットル(500ミリリットルのペットボトル1万5240本分)

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