三島市は、富士山周辺の雪や雨が地下水となってあちらこちらで湧き出る「水の都」として有名です。
これらの湧水の中で代表的な一つが、三島市立公園楽寿園の小浜池です。
この小浜池の水位が先日、59年ぶりに過去最高を更新する217センチを記録しました。
降雨の影響などで湧水が増加したようで、建物や周辺の新緑が水面に映える絶景が広がるようになっています。
楽寿園小浜池の水位設定と変動
楽寿園では池中央付近の池底(標高25.69メートル)を水位ゼロとし、1958年から水面の高さを毎朝測定しています。
これまでの最高記録は1961年6月の215cmでした。
しかし、近年は枯渇気味の状態が続き、昨年の7月下旬はわずか20cmほどでした。
今年は、富士山の雪解けや長雨、昨年の台風19号で水位が上昇したのでは推測されています。
7月10日に楽寿園が「満水」とする150cmを9年ぶりに上回り、19日には1963年以来の200cm超えを記録しました。
三島市長は「水の都を感じられる絶景をぜひ見に来てほしい」と呼び掛けています。
2011年(満水年)の状況
湧水が枯れた状態と満ち溢れた状態では、風景が全く違いますね!
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