箱根旧街道
ホーム > 静岡県東部地域(地域紹介版)!

静岡県東部地域はどんなとこ?

三島市を中心とする静岡県東部地域は、どんなところでしょうか?
静岡県東部の「地域紹介記事」を掲載します。
それぞれの地域には、それぞれの良さがありますが、三島市等の静岡県東部地域の特徴や良さをお伝えできればと思います。

  目 次
◆三島市の水道水はどうして美味しいのか?
◆富士箱根伊豆国立公園(伊豆半島)
◆富士箱根伊豆国立公園(箱根)
◆富士箱根伊豆国理公園(富士山周辺)
◆都会に比べて安い地価!
◆待機児童問題にみる子育てしやすい地域!
◆人口減少と高齢化の中で心配な都会生活!
◆都会へ通勤可能な静岡県東部地域!
◆若者世代が集まる駿東郡長泉町!
◆もったいない!空き家が増加!
◆三島市に日本一長い吊り橋「スカイウォーク」
◆異国感覚のショッピング御殿場アウトレット
◆頼朝ゆかりの三嶋大社!
◆もしもの時の静岡県立静岡がんセンター
◆小さな可憐な花が咲く藻!ミシマバイカモ!
◆富士山を仰ぐ日々の『 i不動産』
◆湧水の町三島市!
◆不思議な川!柿田川!
◆三島大祭り
◆三島市とウナギ
◆三島市の移住サポート事業
◆新幹線の停まる三島駅
◆都会ほど心配な高齢化問題
◆三島市で湧水とゲンジボタルを見学
◆三島馬鈴薯のブランド化とみしまコロッケ
◆三島市が「歴史的風致」に!
◆居住環境満足度が高い三島市民
◆世界かんがい遺産に三島市の源兵衛川!
◆伊豆半島に「生涯活躍のまち」構想!
◆首都圏よりも楽な通勤地、三島市!
◆高速バスで都会にショッピング!
◆めずらしい城、山中城!
◆値上げしても安い三島市の水道料金
◆三島市民憩いの場、楽寿園!
◆三島市に地方自治体表彰!
◆農兵節
◆三島駅前再開発がスタート!
◆長泉町住民意識調査結果を公表!
◆「沼津の深海魚料理と塩」をブランド化!
◆人気上昇静岡県!移住先の候補地
◆どうなる静岡市の挑戦!
◆伊豆半島が「世界ジオパーク」に!
◆健康と市街地活性化を目指す三島市
◆地方移住と静岡県東部地域
◆「静岡わさび」世界農業遺産登録!
◆ワサビ築田技術を伝承!
◆三島市の人気スポット!
◆箱根西麓三島野菜とは!
◆ジオパークの特産物!
◆三島市に住宅を取得する移住者世帯を支援!

◆三島市の水道水はどうして美味しいのか?

静岡県東部地域の魅力の一つは、美味しい水が蛇口をひねると毎日出てくることです。

なぜ、美味しい水が飲めるかといえば、水道水の元になる原水が素晴らしいからです。

ご存知のように、この地域は富士山やその周辺の山々に降った雨や雪が地下水となってあちらこちらにいくつも沸いております。

水道水が美味しいかどうかは、原水がきれいかどうかでかなり違ってきます。

原水が汚いと処理に使う薬品も当然多くなり、処理された水道水も美味しくなくなり、水道水の値段も当然高くなってきます。

この地域の湧水は、一番有名な柿田川で水温が年間15℃前後で年中変わりません。

夏は冷たく、冬は暖かい水です。

しかも、透明度は高く、不純物も無いので、そのまま飲んでもいいぐらいです。

とはいえ、水道水ですから、最低限度の殺菌処理はしていますが。

水は、毎日使うものですし、生活に欠かせないので、水道水の原水がきれいな水かどうかはやはり大きな存在です。

 

◆富士箱根伊豆国立公園(伊豆半島)

静岡県東部地域は、富士箱根伊豆国立公園に隣接した地域です。

この言葉だけでも、自然満載の素晴らしい自然環境を思い浮かべて頂けると思いますが、住んでみて実に良いところだと実感できます。

富士山周辺、箱根、伊豆半島と良い場所も多いのですが、最初に伊豆半島を紹介したいと思います。

伊豆と言えば、何といっても海岸線と海の美しさです。

その他、温泉とか、河津桜とか、世界遺産に登録された韮山反射炉等々とありますが、爪木崎や石廊崎は、海の紺碧さと海岸の美しさで抜群だと思っています。

皆さんも、何回も訪れていると思いますが、この静岡県東部地域からは、思い立てばすぐに行けます。

ここからだと、伊豆半島の東海岸、西海岸と伊豆一周も1日で可能なドライブコースです。


◆富士箱根伊豆国立公園(箱根)

次は、箱根です。

箱根へは、この静岡県東部地域から車で30分ほどで行けます。

箱根へは、国道1号線を登って行き、登りつめると芦ノ湖が眼下に見えてきます。天気が良ければ、箱根の山並みとともに富士山も見えます。

火山活動で有名になった大涌谷、ススキ野原の千石原、遊覧船の芦ノ湖、ケーブルに乗って各所を廻る観光も見逃せません。

また、正月の一大イベント箱根駅伝のファンにとっては、往路のゴール地点、復路のスタート地点やコースの見学は見逃せませんね。

特に、5区の山登りで登ってくるコースは、この急坂を登ってくるのかと改めて感動します。


◆富士箱根伊豆国理公園(富士山周辺)

富士箱根伊豆国立公園の最後は、富士山周辺です。

世界遺産として登録された富士山ですが、一生に一度は登ってみたいと思っている方が多いと思います。

当然、私も他県出身者ですから、富士山には特別のあこがれがありました。

富士登山も、静岡県にきた年と長男が小学3年になった時の2度登りました。

登って感じるのは、富士山は登る山ではなく、やはり眺める山ということですね。

しかし、登っていない人には、一生に一度はと考えている人が多いと思います。

夏場の時期、天気のいい夜半に富士山を見ると、ランプの光が頂上に向かっているのが見えるときがあります。

今日も、頂上でのご来光を目指して登っている人がこんなにいるんだと実感します。

富士山は、見ていて飽きない山ですが、富士五湖や朝霧高原を巡りながら富士山を一周するコースでも、この地域からは1日で充分な行程です。

廻りながら、色々な表情を見せる富士山は、何度見ても素晴らしいです。

何といっても、この地域からは、当然毎日、いろんな表情を見せる富士山を眺めて生活できます。









◆都会に比べて安い地価!

地価は、いろいろな基準価格があり、どの価格で実際の取り引きがやられているのか気になるところです。

売る立場の人は少しでも高い価格でと考えるでしょうし、買う立場の人は少しでも安い価格でと考えるのは当然のことです。

市場価格より高ければ、なかなか買い手がつかないだろうし、安ければすぐにでも売れることになります。

ところで、都会と地方の土地の価格差は実際どのくらいあるのでしょうか?

静岡県東部地域も、全国的に見て地価が安い地域とは言えませんが、都会に比べれば安いです。

では、実際どのくらいの差なんでしょうか?

それを公示地価で比較したのが、下記のページです。

◆各市平均公示地価(平成30年度:国土交通省)

都 市
さいたま市 192,500
千 葉 市 116,300
浦 安 市 269,100
船 橋 市 145,300
多 摩 市 183,900
横 浜 市 224,500
三 島 市 99,300

なお、公示地価とは、国土交通省がその年の1月1日現在の地価を調査して毎年発表しているデータです。

実際の市場価格とは違う面もありますが、同じデータで比較することによりその比率がある程度把握できると思います。

データを見ると、ここで扱った都会の6都市の公示地価の平均と静岡県東部地域である三島市の公示地価の比率は、1.85と2倍近い差となっています。

静岡県東部地域は、都会の約半分の予算で土地が購入できるのは、魅力のひとつです。


◆待機児童問題にみる子育てしやすい地域!

現在、日本では少子化が進んでいるのに、「待機児童」が問題になっています。

各種の選挙でも、どのような対応をしていくのか大きな争点になっています。

人口の多い東京都の待機児童の数は、半端じゃないので簡単には解決しそうにありません。

そもそも少子化なのに待機児童が大きな社会問題となっているのは、専業主婦世帯から共働き世帯が増えてきたことが背景にあります。

女性の社会進出や非正規雇用の拡大等、ライフスタイルの変化が大きな要因だと思います。

保育所の建設を担う自治体側にも新たに認可保育所をつくろうとしても、都市部では用地不足があります。

また認可保育所は、国の基準にあった施設の広さや、園庭が必要で、基準にみあう用地を確保するのが難しい現状があります。

ほかにも、財源や保育士不足、「子どもの声がうるさい」といった住民の反対などで、新しい保育園はなかなか難しい状況があります。

また、待機児童の問題は、都市部に集中しています。

東京、埼玉、千葉、神奈川、京都、大阪、兵庫の7都府県と、その他の政令指定都市・中核市で全待機児童の約8割を占めています。

ところで、静岡県東部地域の待機児童の数は次のような状況であります。


市 町 名 待機児童数(H29.4) 待機児童数(H30.4)
三 島 市      9          3    
裾 野 市      0          0    
函 南 町      6          7    
清 水 町      7          8    
長 泉 町      15          2    

待機児童の状況からみても、都会に比べ地方はお子さんを育てやすい現状があります。


◆人口減少と高齢化の中で心配な都会生活!

日本の人口は、2030年の1億1,660万人を経て、2048年には1億人を割って9,910万人となり、2060年には8,670万人になると予想されています。

また、生産年齢人口(15〜64歳の人口)は2010年の64%から減少を続け、2017年には60%台を割った後、2060年には51%になるとされています。

これに対して、高齢人口(65歳以上の人口)は、2010年の2,950万人から、団塊の世代及び第二次ベビーブーム世代が高齢人口に入った後の2042年に3,880万人とピークを迎え、その後は一貫して減少に転じ、2060年には3,460万人となります。

このことから、高齢化率(高齢人口の総人口に対する割合)は2010年の23%から、2013年には25%で4人に1人が65歳以上、50年後の2060年には40%、すなわち2.5人に1人が65歳以上になることが見込まれています。

このデータのように進むと、我が国は、今後、人口減少と少子高齢化の急速な進展が現実のものとなります。

今まで歩んできた日本と明らかに違う姿が、そこにあることは間違いありません。

高齢化が進む率は、都市部ほど顕著で都市部の人たちは、これも心配の種です。

病院や介護施設等の問題が叫ばれていますが、都会よりは地方の方が少しはいいのかもしれません。

地方移住は、この面からも検討のひとつと考えられます。


◆都会へ通勤可能な静岡県東部地域!

都会から移住を考えている方の最大の悩みの一つは、仕事の選択だと思います。

この問題を解決できなければ、「地方移住」を考えてもなかなか実行が難しいと思います。

しかし、「仕事を変えずに地方移住が可能な地域」こそ、この静岡県東部地域なのです。

静岡県というと、都会からはかなりの遠方という感じでしょうが、実はそうでもないんですね。

実際、この地域から都会に通勤している方は相当数いらっしゃいます。

通勤は、ほとんどが新幹線通勤ですが、JR三島駅が乗車駅です。

これを、サポートしているのが、三島駅北口に広がる何千台もの月極駐車場群と三島駅始発の上り新幹線こだま号です。

自宅から三島駅まで、徒歩、自転車、バス等で移動されている方もいますが、自家用車で移動されている方もかなりの数です。

そういう方が利用しているのが、何千台もの月極駐車場です。

それと、もうひとつのありがたい話が、三島駅を始発で発車する東京行こだま号です。

始発時間近くに三島駅の新幹線ホームに立っていると、サラリーマンの方が続々と乗車をしていきます。

しかも、始発ですから好きな場所に座ってらくらく通勤です。

下表は、新幹線三島駅の平日朝の時刻表です。

◆三島駅東海道新幹線時刻表(平日:上り)赤字は、三島駅始発です。

時刻 平   日
6時 (始)26 45 (始)56 - -
7時 07 (始)16 24 35 (始)47
8時 (始)01 12 29 (始)48 -

◆東海道新幹線による三島駅からの各駅までの所要時間(上り)
停 車 駅 熱 海 駅 小田原駅 新横浜駅 品 川 駅 東 京 駅
所要時間  8分   17分   34分   46分   54分 


ということで、静岡県東部地域は、「仕事を変えずに、地方移住できる」地域なのです。

地方移住を考えている方、ぜひご検討してみてはどうですか。


◆若者世代が集まる駿東郡長泉町!

静岡県東部地域の一角に、駿東郡長泉町という小さな町があります。

この小さな町が、子育て世代に人気があり注目を集めております。

2012年度の全国の合計特殊出生率は1.41となっていますが、この長泉町は1.99という高い数字になっています。

この理由は、町による中学修了時までの子供医療費の全額負担や児童手当の充実、ファミリー・サポート・センター事業等、子育て世代に手厚い事業を展開していることが あげられます。

長泉町も他の地方都市同様、人口の高齢化が進んでいましたが、町民の若返りをはかるために「子育てしやすい町」をスローガンに掲げて先に挙げたような施策を展開しています。

人口が減少して高齢化が目立つ各市町村からすれば、うらやましい限りです。

ただ、長泉町は人口4万人超、面積26.63kuと大きな町でありません。

人気沸騰とともに地価の高騰も目立ちます。

また、面積が狭いのでいい条件の物件を見つけるのは大変ということはあります。

都会にも通勤可能な地域、高いとはいえ都会より安い物件、富士山を眺めながらの日々の生活、そして何といっても子供さんを安心して育てられる環境を考えれば、子育て世代には魅力ある場所であることに間違いはありません。


◆もったいない!空き家が増加!

空き家問題がクローズアップされています。

現在も、空き家の数はどんどん増え続けていて、さらに、空き家所有者の7割がそのまま放置している現状です。

何とも、もったいない話です。

空き家も貴重な不動産です。

何とかして有効活用したいものです。

『i 不動産』のテーマの一つも「空き家の有効活用」です。

そもそも、空き家となった理由としては、別の住宅に住み替えた後、当面は売却や賃貸をするつもりがないまま放置していたり、親から相続したままだったり、あるいは別荘などとして購入したが使っていないといった状況が考えられます。

空き家にも、立地条件が良いなどで受け継いで住みたい、あるいはそれなりの価格で売却できる、リフォームしてもそれなりの賃料で貸せるという住宅もあれば、処分しづらい家が、管理もされずに劣化が進み、資産価値も下がるといった悪循環が生じているものまで幅が広いのが現状だと思われます。

また、税法上の問題もあり、空き家を取り壊して更地にすると固定資産税が高額になるので、とりあえず住宅のまま置いておくということもあります。

我々の住んでいる地域でも、バブル期に造成、建設した団地では空き家が目立ってきました。

中には、外見からは充分使用できると思われる物件も少なくありません。

自治体等でも、空き家住宅情報サイトを開設し、積極的に空き家の活用をアピールしています。

また、国土交通省は各自治体等で提供している空き家住宅情報サイトを一括して扱うことも検討しているようです。

空き家を探している人にとっては、いろいろなサイトにいかなければいけない煩わしさから解放されそうです。

当不動産も、空き家の管理から空き家の情報提供まで、空き家を有効活用する観点から積極的に活動していきたいと考えています。


◆三島市に日本一長い吊り橋「スカイウォーク」

(写真は三島市より)

三島の箱根山ろくに、日本一長いつり橋「スカイウォーク」ができました。

全長は400mで、2015年12月14日に完成しました。

つり橋からは、天気が良ければ富士山、駿河湾、そして三島市街の景色が楽しめます。

つり橋と言えば、スリルも味わえますね。

私もどんなものかと、渡ってきましたが残念ながらその日は富士山が見えませんでした。

その日は、長男夫婦や孫たちと行ったのですが、どうしたわけか長男は高所恐怖症の性格で途中から引き返してしまいました。

長男が小さい頃、公園等の遊技で恐怖を与えたことが、高所恐怖症になった原因ではないかと親として責任を感じています。

いずれにしても、こちら方面に来た時は一度訪れてはいかガでしょうか。


◆異国感覚のショッピング御殿場アウトレット

国内最大の店舗面積を誇る「御殿場アウトレット」には、200以上の店舗があります。

ファッション関係から、スポーツ、インテリア、雑貨、キッズなど品揃えも豊富で家族で楽しめるようになっています。

店舗と通路は、北米の歴史ある街並み風となっており異国に行ったような感覚を味わえます。

この地域の人のみならず、関東方面からも多くの人が訪れているようです。

また、中国等の諸外国の方々も目立つようになってきました。

各所に駐車場とシャトルバスが充実しており、車で渋滞する施設に直接行かなくても気軽に施設に行けます。

お店を廻るだけで、1日は充分かかります。

また、天気の良いときは富士山を近くに見ることができます。


◆頼朝ゆかりの三嶋大社!

伊豆に流されていた源頼朝が源氏再興を祈願したことで有名な三嶋大社は、東海道に面し伊豆地方の玄関口に位置した場所にあります。

創建時期は不明ですが、奈良・平安時代の古書にも記録が残っているそうです。

三嶋大社は東海随一の神社とも言われており、歴史と風格を感じる神社として地域の人々に愛され続けています。

平成12年には、本殿が重要文化財に指定され、文化財としての価値がますます増えています。

三嶋大社は、静岡県東部地域の貴重な文化財の一つです。


◆もしもの時の静岡県立静岡がんセンター

静岡県立静岡がんセンターは、静岡県が運営する病院です。

駿東郡長泉町の小高い丘に、美しい建物が建っております。

また、富士山が眺められる素晴らしい場所でもあります。

いろいろな病気の中でも「がん」は、だれもが避けて通りたい最大の病気ではないでしょうか。

ただ、いつ自分に降りかかってくるか予想が難しい病気でもあります。

今年のノーベル医学・生物学賞は、京都大学の本庶佑教授が受賞し、がん治療もますます脚光を浴びています。

もし、がんにかかってしまった時、この地域は静岡がんセンターを中心にネットワークが構成され、最先端の医療設備とスタッフによって治療していただける体制が整備されています。

近くに、最先端の医療施設があることは、安心できる要素であることに変わりはありません。


◆小さな可憐な花が咲く藻!ミシマバイカモ!

ミシマバイカモは、キンポウゲ科の水生植物で、きれいな清流の水の中で緑色の細くきれいな藻と直径1cmぐらいの梅の花に似た白い可憐な花を咲かせます。

花は、5月から9月にかけて多く咲きます。

三島市楽寿園の小浜池で発見されたので、この名前がつきました。

一時は、地下水のくみ上げによる減少に伴い、絶滅したと思われました。

自然環境で現存するのは柿田川のみであり、楽寿園で見られるミシマバイカモは柿田川より移植されたものです。

現在、自然保護団体等により、保護育成活動が続けられています。

ミシマバイカモが育つ水辺環境を永遠に受け継ぎたいものです。


◆富士山を仰ぐ日々の『 i不動産』

三島市は、ブログのタイトルにもしました「富士山を仰ぐ」日々です。

私は、北九州市出身ですから移住してこの地に住むまで、富士山は憧れの存在でしかありませんでした。

私が富士山を初めて見たのは、高校生の時の修学旅行です。

当時、北九州の高校生の多くの修学旅行は、関東方面に夜行列車で行くパターンでした。

その時、富士地区を通過する列車の中から見た富士山は、感動、感動、そのものでした。

その時は、まさかこの地に住み着くとは考えてもいませんでしたが。

この地に住んで、毎日、富士山を仰ぐ日々になっても飽きることはありません。

今日の富士山はどんな表情をしているのか、いつも気にしています。

四季折々で表情を変える富士山は、この地に住む人々にとって、やはり仰ぐ山ですね。


◆湧水の町三島市!

三島市は、市内の各地で湧水が見られる「湧水の町」です。

この湧水の原因となっているのが、今から約1万年前の富士山の噴火によって、約30kmに渡る三島溶岩流と呼ばれる水を良く通す地層が作られたことです。

この地層によって、富士山周辺で降った雨や雪が、地下水としてしみ込み、溶岩流の中をゆっくりと移動して、下流の三島市周辺や柿田川で湧き出しているのです。

これらの湧水は、何年もかけて溶岩流の中をゆっくりと進み、この地で湧いているのです。

まさしく、自然界のすごい営みを感じます。

三島市で使用される水道水は、これらの湧水を原水として使用しています。

水質はまろやかな軟水で、ミネラル分を表す蒸発残留物が適度に含まれ、水温も最適とされる16度前後、pH値も中性の7.0前後、水の味を損なう有機物の量も非常に少なく、厚生労働省の基準を十分に満たしている安全でおいしい水であることが実証されています。

こうしたことから、三島市は、国土交通省選定の『水の郷百選』にも選ばれています。


◆不思議な川!柿田川!

この川は、駿東郡清水町の国道1号線の脇から急に川が始まっています。

これは、何とも不思議な現象です。

普通、川は上流、中流、下流と流域が大きくなっていきますが、この川は急に川が始まっています。

この不思議な現象の原因は、この川が勇水で出来ているからです。

一ヶ所から湧いているのではなく、吹き出し口はあちらこちらにあります。

湧いている量は、日量約100万トンと言われています。

川の長さは、約1200mで1級河川の狩野川にそそいでいます。

当然、湧水ですから、きれいで、冷たく、そのまま飲めそうな水です。

日本の名水百選にも選ばれています。

この勇水が、この地域の上水道として利用されているので、美味しい水が毎日飲めるのです。

現在は、この川の周辺は公園として整備され、湧いている場所を近くから見学することもできるので、見たことのない人はぜひ一度見学されてはどうでしょうか。

ところで、どうしてこんな場所に急に湧いて川になるのでしょうか?

それは、富士山と関係が深いのです。

昔、噴火した富士山の溶岩がこの国道1号線の脇まで流れてきました。

富士山周辺に降った雨や雪が地下水となって、この溶岩の空洞部分を流れ、何年かかけてこの地に湧いているのです。

本当に、自然の恵みそのものです。


◆三島大祭り

(写真は三島市より)

毎年夏に、三島大祭りが開催されます。

例年、8月15日から17日までの3日間開催され、50万人以上の人が来場します。

この祭りの最大の見ものは、カネや太鼓で奏でる「伝統のシャギリ」です。

一度聞くと、その迫力に圧倒されると思います。

特に、三嶋大社の鳥居前で繰り広げられる当番組の山車による競い合いは、見ごたえ充分です。

当番組は、順番で回す仕組みのようで、6年に1度しか回ってこないので回ってきた時の力の入れようは半端じゃありません。

市の案内によると、シャギリには9曲あって、演奏する場所でそれぞれ異なるそうです。

演奏する組によって、テンポなど違う部分もあるそうで、ぜひ聞き比べてください。

その他、頼朝公旗挙げ行列や農兵節パレード、みしまサンバパレード等、各種の催しがあり、夏の暑い時期に三島はさらに熱くなっています。


◆三島市とウナギ

三島市には、美味しいうなぎ屋さんがたくさんあります。

(写真は三島市商工会議所より)
産地から三島に運ばれてきた活きウナギは、水立て場で約1週間ほど湧水にさらされます。

この1週間でウナギの腹に残った餌や泥などが吐き出されるそうです。

また、これにより余分な脂肪も落ち、身がぎゅっと引き締まった、歯ごたえのある味へ変わっていくといわれています。

三島市のうなぎのおいしさは、湧水のめぐみでもあるのです。

ただ、近年、ウナギの稚魚であるシラスウナギの不漁で、ウナギも高騰し庶民にはなかなか手が出せない状況になっているのは残念でなりません。

資源を大切にし、スタミナ源として美味しいウナギを気兼ねなく口に運べる日がくることを願っています。


◆三島市の移住サポート事業

この事業は、三島市内に住居を取得し、転入する若い世代に補助金を交付する制度です。

条件がいくつかありますが、満たされると下記の補助金が支給されます。

◇県外からの転入者は120万円

◇県内の市外からの転入者は50万円

◇同居し扶養する中学生以下の子どもがいる場合、1人につき10万円の上乗せ(上限30万円)

対象者の条件は、

◇対象者のいずれかが満40歳未満である夫婦の一方、

◇又は中学生以下の子どもがいる満40歳未満の親であり、

◇平成28年4月1日以降に三島市に転入し、転入日の前日まで1年以上市外に  居住していたこと。

◇平成28年4月1日以降に市内にある住宅を取得し、定住(5年以上居住)す ること。

住宅の条件は、

◇平成28年4月1日以降に新築にあっては工事請負契約、購入にあっては売買 契約を締結したこと。

◇玄関、居室、台所、便所及び浴室を備えていること。

◇居住の用に供する部分の床面積が、75u(マンションにあっては占有部分の床 面積が55u)以上であること。 等

その他、細かい条件がありますが、詳しくは三島市のホームページを参考にして下さい。

⇒ 三島市移住サポート事業

静岡県東部地域の三島市以外にも、移住者に対して補助する制度は多々あります。

移住を考えている方は、このような制度を活用していただきたいと思います。


◆新幹線の停まる三島駅

静岡県内の東海道新幹線停車駅は、東から熱海、三島、新富士、静岡、掛川、そして浜松と6つもあります。

やはり、東西に長い県だと認識させられます。

ところで、沼津駅でなくて三島駅に停まったのでしょうか?

静岡県東部の最大都市は沼津市で人口も三島市より多い市です。

私が、静岡県に移住してきた時、最初は沼津市に住んでいて、その後、結婚して裾野市に、そして、マイホームを建てる時に三島市に移りました。

マイホームの場所選択の条件になったのは、富士山が見えることもありましたが、新幹線が三島駅に停まることも大きな要因でした。

聞くところによると、新幹線開通時、東部には新幹線の駅はなかったそうです。

静岡県東部地域の各市町は危機感を感じ、停車駅の設置を国に請願しました。

三島駅の近くに保守施設があり、三島駅近くを新幹線が並走していたため、設置場所として三島駅が選ばれたということです。

新幹線開通から5年後の昭和44年に三島駅が出来たということです。

沼津と富士の間には浮島地区という地盤の弱い地域があって、この地域を避けるように沼津駅から離れた北側を走っていたことも沼津駅が選ばれなかった大きな要因のようです。

今や、移動には新幹線の利用が非常に多いので、新幹線が停まる駅と言うのは大きなことになっています。


◆都会ほど心配な高齢化問題

地方では、高齢化問題もありますが、人口減少が大きな問題になっています。

一方、首都圏ではこれから高齢化が大きな問題となりそうです。

高齢化と人口減少のどっちがより深刻かと言えば、高齢化のほうと言われています。

なぜなら、医師と施設を増強しなければならないからで、人口減少より深刻だという人が多いです。

しかし、その急速な高齢化のスピードに施設等の増強は間に合っているとは言い難いです。

このまま進んでいくと、ある時、首都圏は突然ダウンをするのではと心配でもあります。

埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知など7都県では40年の65歳以上人口が現在の1.4倍以上になる見込みです。

75歳以上でみると埼玉、神奈川の両県は2倍以上になるそうです。

都会の高齢者が激増するのは、高度成長時代に田舎から押し寄せた多くの若者たちが高齢化しているからです。

介護施設や介護職員の確保をどうしていくのか、今から真剣に対策を講じていかないと困った状況がくることが見えています。

特に、都市部でこの問題は顕著で、そう簡単に解決できそうな問題でもなさそうです。


◆三島市で湧水とゲンジボタルを見学

三島市は、湧水の町です。

町のあちらこちらで、湧水が湧いていてせせらぎを観察することができます。

JR三島駅南口を降りて5分程歩くと、市街地の中を流れる湧水に出会えます。

(写真は三島市商工会議所より)


一時、豊富だった湧水量は都市化と共に激減しましたが、現在は、水量も復活し流域もきれいに整備されました。

昔、湧水の流域には多くのゲンジボタルが見られたそうです。

しかし、現代化とともに残念ながらその姿を消してしまいました。

その後、放流したゲンジボタルの幼虫が羽化し、ホタルは復活しました。

餌の放流や川の管理・清掃により5月初旬にはゲンジボタルの舞う姿が見られる珍しい川となりました。

ゲンジボタルの出るのは、天気にも左右されるので天気も気にして見学に行きましょう。

このゲンジボタルは日本では、もっとも早い時期に舞うのが特徴になっています。


◆三島馬鈴薯のブランド化とみしまコロッケ

農林水産省は、地域の産品の名称を知的財産として保護する「地理的表示(GI)保護制度」に三島市と函南町で生産されている三島馬鈴薯を登録したとこのほど発表しました。

三島馬鈴薯は、主に箱根西麓で生産されているメークイン品種です。

7月から8月にかけて出荷され、同時期の同品種より2〜5割ほどの高値で取引されているとのことです。

今回の登録では、三島馬鈴薯のほか、下関ふぐ(山口県下関市等)、能登志賀ころ柿(石川県志賀町等)、十勝川西長いも(北海道帯広市等)と同時に登録されました。

(写真は三島市商工会議所より)

みしまコロッケは、三島馬鈴薯を使うことが唯一のルールになっており、それ以外の具や形はそれぞれのお店でのオリジナルだそうです。

他に条件がないため、各店が創意工夫して作り上げた個性豊かなコロッケが次々と誕生しています。

外はサクッと、中はしっとりと甘みが強く、後を引くおいしさです。

三島市に来た時は、ぜひ各店自慢の「みしまコロッケ」を食べ比べてみるのも楽しみのひとつです。


◆三島市が「歴史的風致」に!

歴史的な風情を生かしたまちづくりを進める三島市の計画が、国に認定されました。

認定期間は10年間です。

この間、国の補助を生かして、富士山の伏流水が流れるせせらぎなどの資源を保全・活用する事業を展開していくことになります。

歴史的な街並みを形成する建造物の修理などは、国が最大で半額を補助することになります。

三島市の計画では、

@市民の信仰・生活に結びついている市街地のせせらぎ、

A三嶋大社周辺の祭り、

B箱根西麓にある集落の民族活動、地域信仰、

などの分野を「歴史的風致」に位置づけています。

特に、市街地は重点区域となり、三嶋大社や点在する歴史的建造物は、補修や修理、景観整備、案内看板など、新たな街づくりの起点となりそうです。

三島市の策定した「歴史的風致維持向上計画」が、静岡県内で初めて認定されたこともあり、三島市はますます魅力あふれる街への変転が期待されるところです。


◆居住環境満足度が高い三島市民

平成30年度の三島市民意識調査の結果が公表されました。

三島市の将来は、「優しさのある都市」に期待が一番で、 市の将来についての、健康、福祉、自然、環境のまちづくりへの期待は以下の結果でした。

1位(31.3%)保健や医療、福祉の充実した優しさのある都市

2位(17.7%)自然や環境に優しいやすらぎのある都市

3位(14.1%)歴や文化を大切にした風格ある都市

4位(10.8%)災害に強く安全で安心して暮らせる都市

現在の三島市への満足項目は、

1位(72.8%)せせらぎと緑や花を活かしたまちづくり(都市基盤)

2位(56.3%)「広報みしま」による市政情報の提供(協働行財政)

3位(53.4%)美しい景観(都市・自然・歴史)の保全・形成(都市基盤)

4位(47.5%)公園・水辺空間の整備(環境保全)

5位(44.2%)健康診査、健康相談等の健康増進(健康福祉)

5位(44.2%)観光・イベントの振興(産業復興)

逆に、不満率に上位には、@歩道の整備、A三島駅周辺(北口・南口)の整備、B生活 道路の整備、Cバスなどの公共交通の充実などの都市基盤の整備が上がっています。

ただ、今回の調査による住環境満足率は90.4%、市への愛着率は86.4%と非常に高 い数字になっています。

三島市は素晴らしい立地条件を有しています。

三島市は、人口約11万人の小さな都市ですが、新幹線が止まる、東京・横浜等の都心 に通勤通学が可能な地域、そして富士箱根伊豆国立公園に隣接した自然豊かな場所にあ ります。

また、市は湧水の街でもあります。

市の中心部にゲンジボタルが飛び交う清流が流れている都市は、貴重な財産です。

ぜひ、これらを活かした市政作りを望んでいます。


◆世界かんがい遺産に三島市の源兵衛川!

国際かんがい排水委員会(本部インド)は、三島市の源兵衛川を「世界かんがい施設遺産」に登録しました。

(写真は三島市商工会議所より)
静岡県内の登録は、深良用水(裾野市)に続いて2例目であります。

この委員会は、歴史的価値の高い利水施設を登録するものです。

源兵衛川は、16世紀ごろに稲作の拡大によって整備され、水深を浅くして水温の上昇を図るなどの工夫がなされています。

都市化の影響で一時環境が悪化しましたが、市民や行政が一体となって清流を復活させました。

源兵衛川は、湧水の町三島市を代表する川のひとつで、JR三島駅南口を降りて5分程歩くと、市街地の中を流れるきれいなせせらぎに出会えます。

この川では、5月下旬には放流したゲンジボタルの舞う姿が見られる珍しい川となっています。

ぜひ、一度見学されてはいかがでしょうか。


◆伊豆半島に「生涯活躍のまち」構想!

静岡県は、大都市圏に住む定年前後の人に県内への移住を促す日本版CCRC構想のモデル事業として、伊豆半島地域に協議会を設立する方針です。

CCRC構想は、高齢者が活動的な生活を送りながら、必要に応じて医療や介護を受けられる地域づくりで、首都圏などの高齢者を呼び込もうとしています。

実施に当たって、経済波及効果や医療、介護への影響など、メリット、デメリットを整理し、「伊豆半島ビジョン」を策定するとのことです。

協議会をビジョンに基づいて設立し、移住者、NPO、民間事業者、市町などの各団体で編成します。

中高年者の就労や社会活動などのライフスタイルの具体化に向け、近いうちにモデル事業の実施につなげる計画です。

住みづらくなりそうな首都圏を離れて、住みやすい伊豆地域で過ごせるのはいいことかもしれません。

地元住民と中高年の移住者が新しいまちづくりへ協力するスタイルができれば、これからの日本の進む道のひとつになるかもしれません。


◆首都圏よりも楽な通勤地、三島市!

首都圏での通勤時間は、1時間は当たり前、2時間以上でも珍しくはないというのが現状だと思います。

しかも、満員電車での通勤を考えると大変だと思います。

首都圏ではない地域に、楽な通勤をしている人々が実際にいらっしゃることをご存知でしょうか?

この地域こそが静岡県三島市です。通勤は、新幹線になりますが、新幹線通勤を認める企業も増えてきております。

ぜひ、「座って、らくらく通勤」を考えてみてはいかがでしょうか。

三島駅始発のこだま号には、都会への通勤者がぞろぞろと列車に乗り込んでいます。

仕事を変えることなく移住できる、静岡県東部地域、ぜひ検討してみてください。

なお、所要時間は、新横浜駅まで34分、品川駅まで46分、東京駅まで54分です。


◆高速バスで都会にショッピング!

静岡県東部地域の三島市や沼津市からは、東海道新幹線や東海道線のほかに東名高速を走る高速バスを使って、都会へのショッピングや観覧等をすることができます。

高速バスは、新幹線などに比べて多少時間はかかりますが、座席指定でゆったりと移動することが可能です。

帰りの荷物も多少多くなってもバスが運んでくれますし、バス停の近くには無料の駐車場が確保されているので、マイカーでバス停まで往復できます。

高速バスは、下表のように運行されています。

◆高速バスによる東京駅及び新宿・渋谷への運転(平日往復3,000円)

 路   線   1日当り 
沼津〜東京線    5往復
沼津〜渋谷・新宿線 6往復
三島〜渋谷・新宿線 平日2往復
三島〜渋谷・新宿線 休日3往復


比較的安い料金で、ゆったりと都会へのアクセスができ便利です。


◆めずらしい城、山中城!

(写真は三島市より)

山中城は、北条氏によって築城された小田原城の支城です。

普通の城と違って、山城特有の畝堀や障子堀の構造が見て取れるめずらしい場所でもあります。

周辺は、三島市によって整備されており北条氏の築城方法を良く知ることのできる城跡となっています。

山中城は、北条氏政の代に豊臣秀吉との関係が悪化して、7万の豊臣軍に攻め込まれることになりました。

対して守りは3千の兵のため、猛烈な力攻めによって半日で落城したとのことです。

1590年のことであります。

場所は三島市市街から箱根に向かう国道1号線の脇にあり、当時に思いを巡らせ、散策するのによい場所となっています。


◆値上げしても安い三島市の水道料金

三島市の水道事業審議会は、市内の水道料金について2017年10月をめどに34.28%引き上げることを市長に答申しました。

料金改定は、35年ぶりのことでこれにより県内23市で最も安かった水道料金が、県内で安い方から5番目になります。

約9割の家庭が契約する20ミリ口径で2カ月間で40立方メートルを使用した場合、現行では3200円の料金が4300円となります。

水需要が減少して収益構造が変化して赤字経営に陥ったことや、今後の施設管理を考慮するとやむを得ない判断のようです。

ただ、平成に入って静岡県内23市の中で、三島市だけが料金改定をしていなかった事からここまでよく奮闘したともいえます。

23市の水道料金の平均は5269円なので、まだ安い水道料金であることも事実です。

水道はライフラインのひとつであり、無くては生活できないので料金は生活者にとって大事な要素です。

三島市は、富士山周辺の湧水のおかげで水道に使用する原水に恵まれており、これからも安くて美味しい水を提供していただきたいと願うものです。


◆三島市民憩いの場、楽寿園!

(写真は三島市より)

楽寿園は、昭和29年3月に国の「天然記念物及び名勝」に指定されました。

園内には富士山からの溶岩、数多くの樹木や現在は少なくなりましが、富士山周辺からの湧水が見られます。

園内の自然湧水する場所は、小浜池と中の瀬と呼ばれています。

一時は、小浜池の湧水が枯れて池の底の岩盤が丸見えの状態の時もあったが、行政や周辺企業の努力により、湧水が復活したことはありがたいことです。

場所は、三島駅南口の正面にあり、家族連れや市民の散策場所として最適で、くつろぎ・憩いの場所となっています。

アクセスには便利なので、三島に来られて時間に余裕があるときは、ぜひ立ち寄ってはいかがでしょうか。


◆三島市に地方自治体表彰!

(写真は三島市より)

総務省は、1月20日「2016年度ふるさとづくり大賞」を発表しました。

見事に、三島市が地方自治体表彰を受賞しました。

少子高齢化社会が進む中で、市民主体のまちづくりを進めていることが高く評価されたものです。

市内を流れる湧水を生かした「街中がせせらぎ」事業や健康で幸せな都市を目指す「スマートウエルネスみしま」事業、そして都市の中に自然を取り込んだ「ガーデンシティ みしま」事業などが評価されたものです。

確かに、街を歩いていても各所に湧水からの清流が流れるのと同時に、花に囲まれたき れいな街並みがよみがえり、一市民としてうれしいと感じていました。

ぜひ、機会があったら三島市の街並みを散策してみてください。


◆農兵節

(写真は三島市より)

富士の白雪ノーエ 富士の白雪ノーエ 富士のサイサイ 白雪朝日でとける

とけて流れてノーエ とけて流れてノーエ とけてサイサイ 流れて三島にそそぐ

三島女郎衆はノーエ 三島女郎衆はノーエ 三島サイサイ 女郎衆は御化粧が長い

・・・・

と歌われる

農兵節は、静岡県の数ある民謡のうちでもチャッキリ節とともに全国に知れわたっている民謡です。

江戸時代の末期、伊豆韮山代官、江川太郎左衛門は日本を外国の攻撃から守る必要性を幕府に訴え、 韮山に反射炉を設け大砲を製作するかたわら、若き農夫を集め、彼らを兵力とするためその訓練に力を注ぎました。

農兵の調練は、現在の三島市役所がある場所で行われたということです。

その後、幕府は江川氏の農兵調練の実益を認め、制度として法令を定め、 大いに農兵の調練に当たったということです。

この故事にあやかり、当時東海道筋で流行していた「ノーエ節」を「農兵節」として、 昭和初期に平井源太郎によって現在の農兵節が作られました。

三島の代表的な民謡として三島夏まつりには欠かせないものとなっています。

この民謡を受け継ぐため、小学校の運動会などでも、高学年の児童全員で輪になって農 兵節踊るなど確かな後継者育成が図られています。


◆三島駅前再開発がスタート!

(写真は三島市より)

三島市と東京急行電鉄は、三島駅南口に広域観光交流拠点を整備する基本協定書を結びました。

東急は、16階建て、約200室のホテルを建設し、東京五輪直前の2020年4月の開業を目指すことになりました。

三島市は、伊豆半島、箱根、富士山の富士箱根伊豆国立公園への観光拠点であり、ホテル建設による市中心部のにぎわいも期待しています。

近くには三島市民の憩いの場でもある楽寿園があり、「水と開かれた緑の台地」をコンセプトとしています。

ホテルの客室は、ツイン以上の比率を7割以上とし、ファミリータイプなど多様な客室も用意するとのことです。

最大の売りは、富士山の裾野までの雄大な姿が見られる眺望で、上層階には露天風呂を備えた温浴施設や展望レストランを作る予定だということです。

ホテルの宿泊料は、1泊1万円〜1万5千円を想定しているようです。

中国人観光客は減少気味ですが、全体の外国人旅行者は増える傾向で、富士山の眺望は最大のアピールポイントのようです。

目標稼働率は80〜85%を見込んでいて、これから渋谷駅前の大型ビジョンで三島をPRするなど、グループのネットワークを最大限に活用するとのことです。

三島市の活性化の一つとして、今後に期待が膨らむ事業でもあります。


◆長泉町住民意識調査結果を公表!

長泉町はこのほど、今年度の住民意識調査の結果を公表しました。

長泉町に住み続けたいと希望する人の割合は、「ずっと住みたいと考えている人」 45.0%、「できれば住みたいと考えている人」34.6%で、長泉町に住み続けたいと希 望する人の合計は79.6%と8割に近いという高い数字であります。

また長泉町への定住意識は、特に若い世代の意識が高いのが特徴でもあります。

長泉町への定住意識の理由としては、「通勤・通学の便がよい」、「日常生活の便が良い」、 「子育てがしやすい」等があげられています。

長泉町と聞いてイメージするもので多かったのは、「子育てしやすい」が69.3%の約7 割、「がんセンターなどの先端医療が充実」が49.7%の約5割に達しました。

長泉町は、子育て世代から高齢世代まで幅広い層の人々が、暮らしやすい環境と考えて いる人が多いと言えそうです。

また、長泉町が広報すべきイベントや施設では、「長泉わくわくまつり」や「特産品(四つ溝柿、駿河のクレマチス、あしたかかつなど)」、「クレマチスの丘」などが上位に挙 げられました。

長泉町は、世帯数約1万8千、人口約4万3千人の小さな町ですが、人気はますま す上昇機運であります。


◆「沼津の深海魚料理と塩」をブランド化!

沼津市の戸田地区で、「深海魚食堂」がスタートしました。

東京のフランス料理店で腕を磨いた料理人が、一風変わった洋風の深海魚料理を提供し 好評を得ています。

沼津市も戸田地区の深海魚としてアピールするプロジェクトを本格化させています。

戸田地区の地元住民は小さい頃から深海魚を食べていますが、洋風の深海魚料理はめずら しく新鮮な食べ方に驚いているとのことです。

シェフ一押しのブイヤベースは、ドンコやゲボウといった深海魚のあらなどでだしをと った濃厚スープが特徴ということです。

本エビのピザ、トロボッチのエスカベッシュ、戸田塩をかけたフォカッチャなど、 戸田地区の魅力を堪能できる料理を提供しています。

さらに、沼津市では戸田地区が進める深海魚プロジェクトの一環で、沼津市が運営する

「駿河湾深海生物館」のリニューアル計画も動かすとのことです。

また、沼津で海水を約15時間煮詰めた天然塩を原料とした合わせ塩30種類を発売すること になりました。

製造は、沼津市の井田地区で、「千年井田塩」の名で多種多様な合わせ塩を開発しました。

サクラエビ、ワサビ、フェンネル、しそ、ベーコン、ゆずなどがあるそうです。

30〜40グラムを小瓶に入れて、1瓶540円で販売するとのことです。

また、大手スーパーでも販売したいとしています。

天然の伊豆の塩として、ブランド化が定着されることを願っています。


◆人気上昇静岡県!移住先の候補地

NPO法人ふるさと回帰支援センターが、移住希望先ランキングを発表しました。

山梨県が2年ぶりにトップに返り咲き、2位は前年1位の長野県でした。

山梨、長野の両県とも、首都圏へのアクセスが良く、自然環境も優れているのでうなず ける結果ではあります。

静岡県は、前年の4位からひとつ順位を上げて、3位にランクされました。

データは、同センターが東京で運営する「ふるさと暮らし情報センター」でのアンケー トが元になっています。

山梨や長野は中高年の人気が高く、静岡はUターン希望者が多いとのことです。

九州地方は、上位20位までに、福岡、大分、長崎、宮崎、鹿児島、熊本の6県が入 っています。

若い世代は、環境の違う遠い地域を望む傾向が伺えるとのことです。

福岡は、前年調査では20位までには入っておらず、5位という急上昇は九州人気の象 徴といえそうです。

年代別の来場者は30代が28.0%で最も多く、次いで40代、20代となっています。

◆上位ランキング(2016年)

@山梨県
A長野県
B静岡県
C広島県
D福岡県
E岡山県
F大分県
G新潟県
H長崎県
I宮崎県

静岡県の中でも、この静岡県東部地域は首都圏にも通勤・通学可能で、富士箱根伊豆国 立公園にも近接した自然環境抜群の地域なので、さらに皆様にアピールしていきたいと 思っています。


◆どうなる静岡市の挑戦!

静岡県中部の静岡市は、浜松市と並んで静岡県内の政令指定都市です。

しかも、静岡県の県庁所在地でもありますが、悩ましい問題があります。

首都圏や東海圏に近いこともあり、大都市への人口流失が深刻な問題となっています。

静岡市では、人口が減り続け、政令指定都市としては全国最下位の人口70万人です。

特に、10代後半から20代にかけての人口減少が深刻であります。

そこで、静岡市では、首都圏などの大学進学者に対して新幹線通学をする場合の定期券 代を貸与する制度を始めました。

1カ月当たり3万円を上限に、定期代の3分の1を貸与する制度です。

卒業後、貸与した2倍の期間を静岡市内で生活すれば返済が不要となります。

静岡、東京間の新幹線定期代が1ヵ月9万円なので、自己負担額は6万円になります。

新幹線通学は、普通の通勤電車とは違って、ゆとりと快適な通学時間を過ごせます。

現在の利用者は、2017年1月末時点で170人であります。

2017年度は、300人を超える利用者が出ると見込まれ、静岡市では8,400万円を 予算計上しています。

この制度を利用した若者が、地元就職につながり、人口減少に歯止めがかかり静岡市の 発展につながるか期待したいところであります。

人口減少は、どの自治体でも大きな課題となっており、静岡県内の各自治体で移住促進 に向けた各種制度を導入しているのでぜひ活用していただきと思っています。


◆伊豆半島が「世界ジオパーク」に!

伊豆半島が国内9番目の世界ジオパークに認定されました。

伊豆半島は、2千万年に南洋で発生した海底火山群がフィリピン海プレートに乗って北 上し、日本列島に衝突して形成されたということです。

世界的に見ても特殊なケースで、2千万年前から現在までの多様な火山活動の跡が残っ ています。

例えば、伊東市の城ヶ崎海岸は、約4千年前の大室山の噴火によって誕生しました。

流れた溶岩が海で冷やされて固まり、その後の波による浸食もあって荒々しく変化に富 んだ海岸線になっています。

伊豆半島ジオパーク推進協議会は、静岡県東部・伊豆半島の15市町の114箇所をジ オサイトに指定しています。

伊豆半島が世界ジオパークに認定されたことで、教育的な資産としての価値を保全して いくという方向性が明確になりました。

この地域しかない資源を後世に引き継いでいく取り組みが始まったことになります。

伊豆半島は、山が海岸が迫って変化に富んだ海外線の美しさでも有名です。

夏の季節は、海水浴客も多く訪れます。

ぜひ、指定されたジオサイトも見学してみて下さい。


◆健康と市街地活性化を目指す三島市

介護を受けずに自立して生活できる健康寿命が、全国で男性3位、女性2位という健 康な静岡県である。

しかし、三島市は以前にも紹介した三島コロッケ等の名物があり、揚げ物を好む風土が 影響してか、健康指標では静岡県内では中位に位置している。

三島市は、東京から新幹線で約40分、関東圏への通勤者や移住者も増加している。

こうした地域性を生かして、「健康とにぎわいでブランド力を一層引き上げる」戦略が 注目を浴びている。

2015年には、「健幸塾」という無料で体重や体脂肪を測れて運動指導も受けられる 塾を市役所の近くに開設しました。

また、会費を納める有料会員には、歩数や消費カロリーがわかる小型機器を貸与しても らい、体の変化をウェブ上で一括管理できるようなシステムも新設しました。

すでに市民の1%に当たる1100人が入会しています。

また、「健幸塾」周辺の7店のお店では、健康機器大手のタニタの栄養士が監修した ランチを提供して好評を得ています。

メニューは、野菜をふんだんに使ったものが基本で、カロリーも控え目になっています。

各店が異なるメニューを提供して、女性からも注目されています。

また、シニアを中心にしたノルディックウォーキングのコースも人気になっています。

市街地に出てくると、知らぬ間に健康になる仕組みが整備されつつあります。

従来型の健康づくり施策はシニア向けが中心だったが、人口減対策と健康対策の同時施 策には期待したいところです。


◆地方移住と静岡県東部地域

現在の日本は、人口減少時代に突入しました。しかも、超少子高齢化社会です。

東京を中心とした関東圏等の一部を除いて、地方は人口の減少傾向が悩みの種です。

各地方の自治体もあの手、この手で人を招き入れよう、あるいは居残ってもらおうと思 案しています。

日本版CCRC構想も地方への移住と地方の活性化を目指した構想のひとつですが、ま だ動きだしたということで成功例が現れるかどうかはまだまだ先であります。

私は、前にも書きましたがもともと移住者みたいな者なので、「移住」ということにそ れほど大変という気持ちはありません。

しかし、大部分の人は住みなれた地域から他の地域に移住するとなれば、移住先にそれ なりの魅力と相当な覚悟が必要でしょう。

ましてや家族がいれば、家族全体で判断しなければいけないのでなかなか大変な一大決 心を要する事業であることだと思います。

それでも、当不動産が「地方移住」もテーマの一つにしているのは、この地域が皆様に 推薦できるだけの地域だと思っているからです。

この地域の素晴らしさを発信してきましたが、もう一度この地域の良さをまとめてみた いと思います。

【静岡県東部地域の特徴と素晴らしさ】

 1.富士箱根伊豆国立公園に近接した自然環境抜群の地域
 2.関東圏への通勤・通学可能な地域
 3.関東地域に比較して安い不動産物件
 4.豊富な新鮮食材・美味しい水・澄んだ空気
 5.待機児童問題もない子育てしやすい地域
 6.気候風土も良く暮らしやすい地域
 7.山あり海ありの場所 等々

現在の静岡県知事である川勝平太氏が、静岡県を「住んでよし、訪れてよし」「学んで よし、働いてよし」と、日本の理想郷「ふじのくに」づくりを掲げていますが、静岡県、 特に静岡県東部地域は住んでみてわかる素晴らしい地域です。

もし、移住を考えている人がいれば、候補地域の一つとしてぜひご検討ください。


◆「静岡わさび」世界農業遺産登録!

国連食糧農業機関(FAO)は、3月9日に、静岡県内のワサビ生産者や県、市町など で作る協議会が申請していた「静岡水わさびの伝統栽培」を世界農業遺産に認定しまし た。

静岡県では、2013年5月に認定された掛川、菊川市など5市町の「静岡の茶草場農 法」に続き2件目となります。

世界農業遺産は日本国内では11地域になりましたが、同じ都道府県内で二つの世界農 業遺産があるのは静岡県が初めてとなりました。

今回認定されたワサビ栽培地域は、伊豆地域の各市町と静岡市の3市4町となります。

静岡県では、江戸初期に始まったワサビ栽培発祥の地とされる静岡市葵区有東木地区と 「畳石式」で発展した伊豆地域を擁しています。

この地域で栽培されるワサビは、豊かな湧水を背景に年間を通じて高品質なワサビが栽 培されています。

伝統的な農法やワサビ田を核にした農村文化などが認定の要件を満たしたとみられて います。

2016年の静岡県の水わさびの栽培面積は、121ヘクタール、産出額は40億円で、 いずれも全国第1位となっています。

今後、豊かな自然の中で湧水の養分ですくすくと育つわさびとともに、この静岡県がま すます脚光をあびることを願っています。


◆ワサビ築田技術を伝承!

静岡県の賀茂農林事務所は、このほど河津町でワサビ田の築田技術研修会を開催しまし た。

ワサビ栽培は、世界農業遺産の認定で注目が集まっています。

主要産地である伊豆半島の天城山麓では、「伊豆式」とも呼ばれる畳石式ワサビ田の伝 承が課題となっています。

20〜40代の若手生産者15人が、明治時代から伝わる伝統栽培方法を学びました。

静岡県が賀茂地域の生産者76人を対象にした調査では、石積みの経験者は約4割に とどまっています。

伊豆地域で開発された畳石式はワサビ田の表面と内部に水を通し、水温を安定させて根 茎を大きく育てる手法だということです。

豊富な湧き水に恵まれた天城山麓は段々畑の石垣が広がりますが、生産者の高齢化が進 み、放棄地も散見されるようになってきました。

静岡県は、再生の様子を映像で記録し、参考資料として保存するということです。

モデル事業の段々畑は、観光や体験学習にも活用し、5月には地元の小学生が参加して 苗を植えることも検討されています。


◆三島市の人気スポット!

1.山中城址公園

山中城は、永禄年間(1560年代)小田原城を守る城として、北条氏により創築され、天正18年(1590年)、 天下統一を目指す豊臣秀吉の大軍の前に、わずか半日で落城したと言われる悲劇の城です。

石を使わない土だけの山城は全国的にも珍しく、北条流築城術の粋を集めた「障子掘」や「畝掘」が有名です。

歴史的な面、技術的な面で評価され、「日本百名城」にも選定されています。

2.源兵衛川

「水の都・三島」らしさを感じられるスポットとして人気があります。

富士山の伏流水が湧き出る楽寿園内小浜池を水源とする源兵衛川は、三島駅から徒歩5分の場所にありながら、

初夏の夜にはホタルが舞う美しい流れです。

川の中には、飛び石などが配置され、湧水を全身で感じながら「せせらぎ散歩」を楽しむことが出来ます。

3.三嶋大社

源頼朝が挙兵に際し、祈願をよせ、緒戦に勝利したことでも有名です。

春には、参道に200本を越える桜が咲き乱れます。

夏には、8月15・16・17日に三島市最大のイベント三島夏まつりが行われます。

秋には、樹齢1,200年を超える金木犀が黄色い花を咲かせ、甘い香りを漂わせます。

お正月には、初詣に例年60万人が訪れ、1月7日には静岡県無形文化財指定「お田打ち神事」が行われます。

4.楽寿園

楽寿園JR三島駅のすぐ南に位置し、うっそうとした森に囲まれた広さ約75,474平方メートルの自然豊かな公園です。

ここは、明治維新で活躍した小松宮彰仁親王が明治23年に別邸として造営されたもので、昭和27年より市立公園として三島市が管理運営をしています。

近年湧水は減少し、園内の小浜池は枯渇期が長く、ほとんど満水になることはありませんが、

小浜池やせりの瀬、はやの瀬などの天然池泉に富士山の雪解け水が湧き出す湧水時の景色は見応えがあります。

5.三島の湧水

三島の湧水は、三島溶岩流の先端下から湧きでた富士山の伏と考えられています。

湧水は楽寿園の小浜ヶ池、白滝公園、菰池などから湧き出しています。

地下水の汲み上げや道路の舗装化、宅地開発など様々な原因で、昭和37年頃から湧水の量は減少しましたが、

今日でも美しい水の流れが街中をうるおし、初夏から秋にかけての最盛期には小浜ヶ池、菰池、白滝公園等に湧水が湧き出でる光景を見ることができます。

6.白滝公園

水の都らしい公園です。

湧水が白い滝のように流れていたことから、「白滝公園」と名づけられたと言われています。

夏には溶岩に覆われた公園のそこかしこから富士山の雪解け水が湧き出している様子がご覧になれます。

入口では、からくり人形の「めぐみの子」がお水を汲んでおもてなし。

7.三島梅花藻の里

湧水の減少と水質悪化により市内の川から姿を消した水中花・ミシマバイカモを復元、育成するために、

1995年に佐野美術館所有の湧水地を借り、増殖基地・観光スポットとして環境整備を行いました。

現在では増殖したミシマバイカモを各河川に移植し、原風景の再生をすすめています。

5月〜9月頃にはウメに似たかれんな小さな花を見ることができます。

8.龍沢寺

白隠禅師の開基。杉林に囲まれた静寂の地にあり、禅宗の道場として有名。

紅葉の時期、ツツジの時期の庭園は一段と美しさを増します。

また、毎年11月23日は観楓祭が行われます。

この日は、1年に1度の一般公開の日で、掛軸などの貯蔵品の虫干をします。


9.三島の水とうなぎ

“富士の白雪朝日で溶ける、溶けて流れて三島にそそぐ”と農兵節の一節にも歌われている富士山からの伏流水。

現在の三島の水道水は柿田川湧水群と伊豆島田水源を源としています。

これらの源水は厚生労働省の『おいしい水』の水質要件を十分満たしている良水でもあるのです。 1.米への浸透力が増すためふっくらと炊き上がり、溶解力にも優れているので食材本来の味を引き出すなど料理がさらにおいしくなります。

2.この水の風呂に入ると、お湯がまろやかであるので芯から温まり肌がスベスベし、お風呂のヌルヌルやカビの発生も防ぎます。

3.洗顔後の肌がスベスベして化粧ののりが良くなります。これが三島の水を化粧水と呼ぶようになった所以です。

4.溶解性、浸透性、熱伝導性に優れているこの水を飲むと、体内を速やかに循環し、体内の老廃物を排泄し新陳代謝を活発にします。そのため、体にやさしい水でもあるのです。

その他にもいくつかの効果がありますが、昔から三島の人々はこの水を生活の一部として利用してきました。

三島のうなぎ屋では、調理の前にこの富士の伏流水に鰻をさらすことにより、 うなぎの持っている生臭さや泥臭さを消して、栄養素であるたんぱく質を減少させることなく、余分な脂肪分だけを燃焼させているため、おいしさが際立つそうです。

10.三嶋暦師の館

仮名文字で刷られた暦として日本で一番古いといわれている、文字模様が美しい「三嶋暦」を紹介する小さな博物館です。

古くは、木版刷りの品質の良さ、細字の文字模様がたいへん美しいことなどからも旅のみやげやお歳暮などとして人気がありました。

太陰暦の仕組みや全国各地の暦についての展示もあります。




◆箱根西麓三島野菜とは!

●「箱根西麓三島野菜」とは

三島市は、箱根西麓に位置しています。

この斜面の特徴は、次のようなことがあります。

1.日当たりが良好で日照時間が長い
2.適度な傾斜が水はけと風通しの良さを形成している
3.保肥性が高い
4.標高が50m以上である

以上の特徴を利用した野菜作りが、「箱根西麓三島野菜」です。

●「箱根西麓三島野菜」の品質

箱根西麓の土は、関東ローム層という赤土で水はけが良く、保肥性が良いので、野菜の栽培に適していて美味しい野菜ができます。

さらに、標高50m以上の高原は空気が澄み、日差しを十分に浴びて育っていきます。このため、ストレスが少ないので味も質も一級品の野菜をできるということです。

●野菜の魅力を地域の力に

昔から箱根西麓では、品質の高い馬鈴薯や大根などの露地野菜を栽培してきました。

これらの野菜を、「日本一美味しい野菜」として、ブランド化する活動が始まっています。

「箱根西麓三島野菜ブランド推進協議会」では、基準審査チェック表を作成し、審査で認証されると「箱根西麓三島野菜」となるということです。

また、ブランド管理の考え方、農薬・肥料の取り扱いを含む安心・安全な野菜作りを徹底しています。 生産者は、「日本一美味しい野菜」を目指して、高品質の野菜を安定して提供できる体制を築いています。


◆ジオパークの特産物!

●伊豆の特産物は何?

伊豆の特産物と言えば、山の幸ではワサビ、シイタケが挙げられます。

天城山麓には、ワサビの栽培に適した湧水があちこちから出ていて、ワサビ栽培が盛んになったと考えられます。

また、シイタケ栽培は、雨が多いという気象条件に加え、江戸時代にこの伊豆地域で栽培技術が確立されたという歴史的背景もあるようです。

一方、海の幸ではキンメダイとタカハシガ二が有名です。

実は、キンメダイもタカハシガ二も深海魚だということです。

伊豆半島は、駿河湾や相模湾に囲まれていますが、これらの湾は日本で1位、2位の水深を持つ深海です。

そして、漁港からすぐの近くの場所に深海魚が取れる深海があったことが特産物につながったということです。

伊豆半島は、自身を乗せたプレートが本州のプレートの下に潜り込んでいます。

このため、地震の巣伴っていますが、深い海に面した構造となっているのです。

●特産品以外では

特産品以外では、自然も素晴らしいですが、温泉が挙げられます。

マグマの熱が地下水を温めることで温泉が出てくるメカニズムです。

伊豆半島は、富士火山帯上にあるため温泉が出やすい条件がそろっているんですね。

この恵まれた、地域はやはり大事にしていきたいものです。


◆三島市に住宅を取得する移住者世帯を支援!

県外から三島市へ移住する若い世帯や子育て世帯が行うリフォームに対して補助金を支給する制度です。
(詳細は三島市建築住宅課 пD983-2750)

●移住リフォーム補助金

区分
県外から移住する若い世帯が実施するリフォーム

対象
県外から移住し、次のいずれかに当てはまる世帯

・夫婦いずれかが満40歳未満
・夫婦いずれかが満45歳未満で中学生以下の子と同居
・中学生以下の子と同居する満46歳未満の親

補助金
リフォームに要する経費の20%で上限20万円

●子育て世代リフォーム補助金

区分
子育て世代が行うリフォーム
(工事請負契約および着手の前に申請が必要になります。予算が無くなり次第、終了となります。)

対象
中学生以下の子が属する世帯

補助金
リフォームに要する経費の30%で上限30万円

※上記の2つの補助制度は、併用が可能です。

●既存住宅診断事業

三島市が無料で専門家を派遣し、住宅の劣化を診断します。その後、「三島市中古住宅情報サイト」に掲載します。

診断内容
シロアリなどの被害状況、腐朽・腐食や建物の傾斜状況、躯体のひび割れ・欠損、雨漏りや漏水、給排水管の漏れや詰まり 等

対象
市内にある、売却する住宅(宅地建物取引業者と専任媒介契約を交わした住宅)





お問い合わせ

icon【 i 不動産】
icon 〒411-0045 静岡県三島市萩320-66
icon 電話番号055-913-3888
icon FAX番号055-986-7707
どのようなことでも、お気軽にご相談下さい。お待ちしております。
→メールでのお問い合わせ

icon(公社)静岡県宅地建物取引業協会会員


ページトップに戻る