「 i 不動産 」トップページ へ!

公図における「赤道と青道」とは

赤道と青道不動産の情報

公図は、法務局に備え付けられている図面で、土地の位置や形状を確定するための地図であって法的な図面になります。

明治時代の旧公図では、里道である道路を赤く塗り、水路を青く塗っていることが多い状況でした。

そのため、現在では赤道(あかみち)や青道(あおみち)と呼ばれています。

土地や中古住宅を購入する時、敷地に赤道や青道が含まれているか否かを確認するようにしましょう。

赤道について

赤道は、公図上で地番が記載されていない土地の一つで、道路であった土地をいいます。

古くから道路として利用された土地に当たり、道路法の道路の敷地とされずにそのまま残った土地がこれに該当し、国有地になります。

公図に赤色で着色されていることから「あかみち」と呼ばれています。

現に、道路でなくその予定もない赤道の払い下げを受けるには、用途廃止等の所定の手続きが必要になります。

青道について

公図において青く塗られた部分のことで、国有地である水路や河川敷を示しています。

青道は国有地ですから、一般の宅地にはならないはずですが、長い年月のうちに水路が事実上廃止されてしまって、青地を含む敷地に普通の住宅が建っていることも少なくありません。

このような青地を含む敷地を持つ中古住宅を購入する場合には、青地(国有地)を国から払い下げてもらう手続きを踏むのが安全といえます。

赤道及び青道の払い下げについて

赤道(里道)や青道(水路)の払い下げについては、法定外公共物の近隣の土地所有者(隣接土地所有者)及び町内会長(区長)の同意が必要となってきます。

この同意を条件とする理由は、法定外公共物としての公共的な機能がなくなっており、将来にわたっても必要がないことを、地域の方や関係者に確認するためです。

また、青道(水路)の用途廃止には、維持管理を行っている土地改良区との協議も必要となってきます。

また、用途廃止申請には測量費用(表題登記又は分筆登記のための費用を含む)が必要になってきます。

さらに、土地の払下げには売買契約書の印紙代、土地代、登記費用(登録免許税)などが必要となります。

払下げする土地の売買単価は、隣接地(払下げする土地と一体的に利用する土地)の固定資産税評価額に基づき算出することが基本となっています。

『 i 不動産』のホームページへ ❣

コメント