3月19日に開幕予定の第93回選抜高校野球大会の出場32校の中に、静岡県立三島南高等学校が、21世紀枠で選出されました。
三島南高は、1921年の創部以来、春夏通じて初めての甲子園出場となります。
21世紀枠で静岡県から出場するのは初めてです。
三島南校は、昨秋の県大会で62年ぶりの4強入りを果たす結果を残しました。
21世紀枠の選出基準
21世紀枠は、各都道府県秋季大会で8強、加盟校が多い地区は16強入りした学校を対象に、困難の克服、マナーの模範、文武両道などを評価する出場枠になっています。
2001年の第73回大会から採り入れられた選出枠になっています。
三島南高の選出は、野球人口の減少を食い止めようと、同校野球部では2014年から保育園児を対象とした野球体験教室を始めたことが評価されたようです。
その後、小学生にも対象を広げ、手取り足取りの丁寧な指導は「いまや申し込みが殺到する人気行事となっている」ということです。
「高校野球200年構想を先取りした先駆的な取り組み」と評価されています。
今回の21世紀枠には、三島南の他、八戸西(青森)、東播磨(兵庫)、具志川商(沖縄)の4校が選ばれています。
三島南高紹介
1919年、三島町立三島商業学校として開校されました。
三島工業学校、静岡県立三島第二高等学校などを経て49年に普通科、商業科の併設校として現在の校名に改称しています。
2001年に三島市南二日町から三島市大場に校舎を移転し、単位制普通科高校となっています。
卒業生の中には、歌手の研ナオコさんらがいるということです。
生徒数は約680人(男子251人、女子429人)で、女子の比率が高い学校です。
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