駿東郡長泉町にある駿河平自然公園

駿河平自然公園は、駿東郡長泉町東野という小高い丘に広がる住宅地の一角にあります。

自然公園の中には、長さ130メートルの吊り橋や芝生広場、展望台、自然湧水を利用したせせらぎや池などが整備された広々とした公園です。

桜の名所としても知られています。

この自然公園の周辺にはクレマチスの丘やビュフェ美術館、井上文学館などの見どころも多くあり、四季を通して多くの人々が訪れる場所でもあります。

クレマチスの丘

クレマチスの丘は、緑豊かな丘に美しい庭と4つのミュージアム、カフェ、レストランからなる複合文化施設になっています。

アートと花と食が一体となった場所になっています。

クレマチスの丘という名称は、長泉町が全国のクレマチス生産数のうちおよそ6割を栽培しているクレマチスのメッカからきているということです。

ベルナール・ビュフェ美術館は、フランスの画家ベルナール・ビュフェの作品を収蔵・展示した美術館です。

岡野喜一郎によって1973年11月25日に創設されました。

収蔵作品数は油彩画、水彩画、素描、版画、挿画本、ポスター等あわせて2000点を超え、世界一のビュフェコレクションを誇っています。

井上靖文学館は、1973（昭和48）年11月25日に開館しました。

当時、作家存命中に設立された個人文学館は珍しく、話題になったということです。

開館後、井上靖本人は何度も訪れ、読者との交流を重ねたということです。

代表作『あすなろ物語』の中で、主人公が詠む「寒月ガカカレバキミヲシノブカナ愛鷹山ノフモトニ住マウ」という歌にちなみ、この地に文学館が建てられたということです。

初版本や限定本などの書籍、原稿や万年筆といった愛用品を含め、約3000点の資料が所蔵されています。

一時休館し、町へ移管された蔵書や資料等の整理、企画展や常設展示の準備などの作業を進めてきましたが、令和3年7月17日（土曜日）午前10時リニューアルオープンしました。