我が子のようにかわいがったペットの世話を誰が

ペットを飼っている人がたくさんいます。

高齢の方で、自分にもしものことがあった時、我が子のように可愛がってきたペットの世話は、誰にどのようにして託せばいいのだろうか。

ペットの世話

民間会社の調査によると、ペットの犬にかかる年間経費は約34万円、大型犬だと約48万円、猫は約16万円だということです。

犬の平均寿命は14歳、猫は15歳だということですが、自分が死んだ場合、ペットの世話にかかる費用は、100万円以上かかることも考えられます。

自分の財産からこうした費用を出し、自分の死後のペットの世話を誰かに託したい場合は、どのような方法があるのでしょうか。

その方法として、①遺言書による負担付き遺贈、②負担付き死因贈与契約の締結、③信託、が考えられるということです。

各手段の特徴、メリット、デメリットは次の表のようになります。

自分が元気なうちに、新しい飼い主を探してペットを譲渡することも有力な方法です。

費用の負担も過大になりません。

専門家によると、探し方としては、かかりつけの動物病院に相談したり、スーパーの掲示板に飼い主募集の貼り紙をさせてもらうことも考えられるということです。

希望者が見つかったら、一度会ってペットとの相性を確かめてみることが大事だということです。

また、動物愛護推進員などのボランティアに相談する方法もあるということです。

犬や猫などが亡くなるまで世話をしてくれる民間団体もあるということです。