先日、大阪から来た知人を「柿田川」に案内しました。
午前中で仕事が一段落したので、午後の一時を「柿田川」見学に当てました。
初めて見る柿田川の壮大さ、美しさに、驚きと感激をしているようでした。
国道の脇から急に川が始まる!
柿田川の始まりは、国道1号線の脇から急に始まります。
富士山の噴火による溶岩流が、この国道の脇まで流れてきていて、富士山周辺に降った雪や雨が地下に浸透し、溶岩の中を流れ、湧水となってこの地から急に湧いているのです。
湧いている箇所は、あちらこちらで数えきれないほどです。
富士山の周辺は、富士山の噴火による溶岩流のおかげで湧水が多数見られます。
本当に自然の恵みですね。
この湧水を上水道、工業用水に利用
柿田川の水は、湧水ですから無色透明のきれいな水で、水温も年中一定の約15℃です。
この温度は、夏は冷たく感じ、冬は暖かく感じる水温です。
名水百選にも選ばれている水ですから、そのままで飲めそうな水です。
湧水量は、日量約100万トンと言われていますが、上水道や工業用水と利用しているのは一部でしかありません。
大半は、1200m下流の一級河川狩野川にそのままそそいでいます。
まだまだ利用価値はありそうですが、この雄大な自然はこのまま後世に残していくべきなのかもしれません。
水道事業の運営
先ごろ、水道事業の運営形態が問題になっていましたが、上水道は配管の状況も大きな問題ですが、水道として利用する「原水」の状況も大きな問題です。
毎日利用するものですから、「原水」の良し悪しが、浄水過程の薬品の量に影響し、結局美味しい水として利用できるか否かに影響してきます。
大阪の知人が本当に羨ましくつぶやいていました。
そういえば、大阪は川の上流部に大都市の京都を抱えていて、上水の条件は非常に悪いという話を聞いたことがあります。
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