災害が起きると、多くの方が避難所での生活を余儀なくされます。
その時、多く聞かれるのが、汚い、数が少ない、と真っ先に問題になるのがトイレのようです。
新しい避難所の基準として、「TKB」が注目を集めています。
避難所生活での問題と課題
2016年の熊本地震では、長期間の避難生活のストレスや過労などによる関連死が死者全体の8割に当たる220人を超えたとされています。
その中で、最も問題となったのはトイレで、和式のトイレは高齢者には負担が大きかったようです。
断水時のトイレ対策は、重要な課題になってきます。
避難生活での新しいTKB
TKBは、新しい避難生活でのカギとされる国際基準の考え方です。
Tは、快適で十分な数のトイレ。
Kは、温かい食事を提供するキッチン。
Bは、ベッド。
快適トイレとは、洋式便器で簡易水洗機能を備えたボックス型の仮設トイレです。
富士市に導入されたトイレトレーラー
富士市が導入した「トイレトレーラー」は、様式の水洗トイレと給水、排水タンク、太陽光パネルの設備を兼ね備え、24時間稼働できる強みを持っています。
このトイレトレーラーは、平時は地元のイベントなどで使い、災害発生時に被災地に派遣することになっています。
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