静岡県は、空き家の賃貸情報などを集めた「空き家バンク」を2022年度に創設する予定です。
首都圏に比べ、生活空間が広い物件を発掘し、移住希望者とのマッチングを図る予定です。
静岡県内の空き家と移住者とのマッチング
静岡県によると、空き家の総数は県内全体で28万戸以上あるということです。
市場に流通していない物件も約88,000戸あって、増加傾向にあります。
管理が行き届かない空き家が増えることによって、災害による倒壊や景観の悪化にもつながります。
所有者から、どんな条件だったら市場に出せるかを聞き出して、合意が得られれば専用サイトで紹介し、移住希望者に助言・仲介することを考えています。
全国でも、県版の空き家バンクは珍しく、静岡県の豊かな自然環境をアピールし、ゆとりある暮らしを提案する予定です。
住宅診断や検査に必要な技能を持つ職員らが県内全域で物件を発掘し、売買で年間100件以上マッチングを目標にしています。
転居費用の補助制度も検討
移住に伴い、例えば県内企業が生産する家具を購入するなど、転居費用に補助金を支給する仕組みも22年度予算に盛り込んで事業化する予定です。
また、テレワークに対応した住宅改修などへの補助も検討されています。
県外からの移住が促進できるか期待したいところです。
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