働き盛りの頃に建てたマイホームが、高齢期になると暮らしにくくなることもあります。
高齢期になってから実施する住宅リフォームの考慮と費用を見てみたいとおみます。
年取って家が暮らしづらくなってきたな。
高齢期の住宅リフォームを参考にして下さい。
高齢期になっての住宅リフォーム
働き盛りの頃に建てたマイホームに、高齢期になってリフォームを考える人は多いと思われます。我が家もそうでした。
水廻りを中心に痛みが進んできた、子供たちが独立して家族構成も変わってきた等でマイホームをリフォームしなければいけない状況になっている方も多いと思います。
せっかく手を入れるなら、少し先まで見通してバリアフリーでの改修工事としたいものです。
住宅団地でも30年以上経過すると、ほとんど家が何らかのリフォームを実施しています。思い切って建て替えの方もいれば、全面的な改修の方、水廻り等の必要な部分のみの改修など様々です。
リフォームを考える場合、どのような視点が必要になってくるのか、そして費用はどのくらいなのか、例を参考に見ていきたいと思います。
高齢期のリフォームで考慮しておくべきこと
高齢期のリフォームで最も大切なことは、介護が必要になった時の寝室をどこにするかということだそうです。日中も過ごすことになる可能性が大きいので、日当たりや風通しの良い部屋が望ましいといえます。
敷居などの段差を解消すること、車椅子でも通りやすいように開き戸を引き戸に変える、浴室や脱衣所を広くするなどの視点も重要になってきます。
また、将来手すりが必要になることを想定して、壁紙の交換時にビスが打てる木製の下地を入れておくことも大切です。
さらに、玄関を広くすることや玄関前の階段を緩やかにしたり、スロープにするこも大切になってきます。
簡単な工事で介護スタッフの出入り口が確保出来たり、コンセントを増設して介護用電動ベッドや医療用機器に対応できるようにすることも大切だということです。
リフォームの時期が来たら、間取りや動線をを見直して元気なうちにバリアフリーに配慮したプランを作成したいものです。
バリアフリーに配慮したリフォーム費用の目安
国土交通省の資料を基にリフォーム費用を算出すると下記のようになります。
開き戸を引き戸に換える | 14万9400円 |
出入り口の幅を広げる | 18万9900円 |
階段の段差をなくす | 4万2400円 |
長さ5m未満の手すりを取り付ける | 3万3400円 |
浴槽を低くする | 49万5400円 |
浴室を広くする | 47万2300円(1㎡当たり) |
トイレを広くする | 27万1700円(1㎡当たり) |
滑りにくい床にする | 2万500円(1㎡当たり) |
データは、あくまで参考です。
また、高齢期にバリアフリーリフォームをする場合、減税などの優遇措置もあるようです。減税措置は、住んでいる地域によっても違うようなので、専門のリフォーム業者に相談するのが一番だと思います。
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