無料や低額で食事を提供する「子ども食堂」が、公立中学校の数を上回り、全国で1万カ所を超えました。
少子高齢化が進む中、子どもの貧困対策もありますが、地域の交流の場としての役割も強まっているようです。
「子ども食堂」の先駆け

旺君
「子ども食堂」の始まりは?

ifudousan
子ども食堂は、東京都大田区で八百屋を営む女性が2012年、子どもたちに食事を提供したのが先駆けとされています。
当初は、貧困対策として注目されました。
子ども食堂の増加

旺君
子ども食堂は増えていますね!

ifudousan
認定NPO法人が昨年に調査した結果によると、前年度比で1734ヶ所増の10866ヶ所で、年間の延べ参加者数は、推計で1885万人、そのうち18歳未満が1299万人ということです。

旺君
運営状況は?

ifudousan
全国の約7割は、年齢などの利用条件を設けずに運営しているとのことです。
高齢者も含めた多世代の交流拠点といった側面としても広がっているようです。
子ども食堂の今後の展開

旺君
子ども食堂は今後どうなりそうですか?

ifudousan
先のNPO法人では、子どもが歩いて行ける範囲、全国に約18000ヶ所ある小学校区に1ヶ所以上の開設を目指しているということです。

旺君
今後の課題は?

ifudousan
近頃の物価高騰などの影響で、運営費不足に苦しむ食堂が多くなっています。
食材提供や補助金支給に自治体が乗り出して欲しいものです。
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