最近は、「職住近接」の流れが強まっています。
埼玉県や千葉県のワンルームマンションよりも江東区、板橋区、練馬区などの都内のワンルームマンションが好調だということです。
サラリーマンによるワンルーム投資
ワンルーム投資の主体は、金持ちではなく一般のサラリーマンも多いということです。
ワンルームの物件売買を手掛ける業者によりますと、20代の単身者や共働き世代も多いということです。
日銀によると、個人による貸家業向け貸出残高は、2012年は26兆円でしたが、2019年には30兆円に迫っているということです。
借り入れの額に自己資金を加えれば、不動産投資に回っている金額はさらに膨らみます。
ワンルームマンションの賃料収入利回りは5~10%といわれますから、株式よりは利回りが少ないですが株式より損失を被ることは少ないということでしょうか。
元本確保志向の強い日本人好みの資産といえるかもしれません。
副業を認める企業が増える
ある総合研究所によると、ここ3年以内で副業を認めた企業は53%に上っているということです。
中には、法人を設立して本格的に取り組もうとする人もいるそうです。
副業を認める企業が増えていることが、不動産投資が増えている背景にあるようです。
サブリースでトラブルケースもある
個人投資家の増加と同時に失敗例も目立ち始めたということです。
入居者が見つからず、空き室になっている。
当てにした家賃収入が入らず、借金返済に窮している。
「安定した家賃収入を保証する」と勧誘し、多額の融資でアパート建設をしたサブリース契約では、後から家賃を減額されて返済が滞るといったケースが多発しています。
金利の動向も注意しなければいけません。
コストが安い変動金利で借りている投資家が多いということですが、気懸りでもあります。
日銀は、不動産融資について「過熱状態にある」と分析しています。
不動産投資は、成功も失敗もあることを忘れないようにしたいものです。
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