町中を流れる清流「源兵衛川」でゲンジボタルを見ることができます

三島市の町中を流れる「源兵衛川」で、ゲンジホタルがみれます。

「源兵衛川」は、富士山の湧水が流れる清流で、三島駅から徒歩１０分程の場所にあります。

鈴子

町中でボタルが見れるって本当ですか？

ifudousan

本当ですよ。源兵衛川で見れます。

町中でゲンジボタルが見れます

三島市は、湧水の町です。

町のあちらこちらで、湧水が湧いていてせせらぎを観察することができます。

ＪＲ三島駅南口を降りて5分程歩くと、市街地の中を流れる湧水に出会えます。

一時、豊富だった水量は都市化と共に激減しましたが、現在は、湧水も復活し流域もきれいに整備されました。

昔、湧水の流域には多くのゲンジボタルが見られたそうですが、しかし、現代化とともに残念ながらその姿を消してしまいました。

その後、放流したゲンジボタルの幼虫が羽化し、ホタルは復活しました。

餌の放流や川の管理・清掃により5月初旬にはゲンジボタルの舞う姿が見られる珍しい川となっています。

このゲンジボタルの出現は日本では、もっとも早い時期を争うのが特徴になっています。

国際かんがい排水委員会（本部インド）は、三島市の源兵衛川を「世界かんがい施設遺産」に登録しました。

静岡県内の登録は、深良用水（裾野市）に続いて2例目です。

この委員会は、歴史的価値の高い利水施設を登録するものです。

源兵衛川は、16世紀ごろに稲作の拡大によって整備され、水深を浅くして水温の上昇を図るなどの工夫がなされています。

都市化の影響で一時環境が悪化しましたが、市民や行政が一体となって清流を復活させました。

源兵衛川は、湧水の町三島市を代表する川のひとつで、ＪＲ三島駅南口を降りて5分程歩くと、市街地の中を流れるきれいなせせらぎに出会えます。

この川では、5月下旬には放流したゲンジボタルの舞う姿が見られる珍しい川となっています。