静岡銀号がＡＩ導入による投資用不動産の審査

このシステムは、「シズギンインベストメントプランナー」と呼ばれ、融資審査を高度化して、より付加価値の高い投資用不動をAIシミュレーションにより判断するものです。

不動産投資の将来予測が可能となり、実態に即した融資審査につながるということです。

システム導入の効果

首都圏などでの賃貸不動産投資を通じた資産形成で、将来的な空室率の上昇や賃料の下落などのリスクの可視化、不動産投資におけるパフォーマンスの解析などが可能となり、よりわかりやすく将来予測を説明できるようになったということです。

このシステムは、賃貸不動産の入居率・賃料・必要経費などを予想し、賃貸不動産から得られるキャッシュフローをシミュレーションします。

さらに、賃貸不動産の将来の売却価格を予想し、購入価格・ローン残高・予想売却価格・累積キャッシュフローから、将来のある時点で賃貸不動産を売却した際の予想手残り資金をシミュレーションします。

静岡銀行と共に、システム開発に携わった業者は、不動産の将来価格の予測に強みを持ち、過去10年間で1億件以上の物件データを蓄積しているということです。

不動産物件の賃料データを始めとする取引情報や地価動向といったデータを解析し、将来的な空室率の上昇や賃料の下落といったリスクを可視化できるとされています。

不動産関連事業もＡＩによる事業展開といった時代になってきました。