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都会の分譲マンションは駐車場が空き状態

マンションの機械式駐車場最近の動き

千葉県にある築浅の約30戸の分譲マンションでは、駐車場の空きが多くてこまっているそうです。

住戸は埋まっていますが、機械式の駐車樹が満車時の1/3しか使われていないため、維持管理費などが賄えない状況になっています。

都会における車社会の状況

このマンションは、駅に近いという立地条件やカーシェアリングという利用形態の広がりで駐車場の利用者が減っているということです。

また、高齢時の運転免許証の返納やそもそも車を持たない住人が増えているということです。

カーシェアリングは、自動車をシェアするもので、レンタカーとほぼ同じものとなります。

ただ、レンタカーは長時間の利用、カーシェアリングでは、15分単位といった短いスパンでの利用を想定しているようです。

利用の際には指定の会員登録を行い、支払いはクレジットカードを指定しているところがほとんどだそうです。

登録さえしておけば、いつでも全国の自動車を使うことができるようになり、予約もインターネットで手軽にできるということです。

急に自動車が必要になった際にも空きさえあれば使えるという意味では、マイカーにも近い便利な方式になります。

短時間の利用を想定して料金設定がされているため、ちょっとだけ利用したい人にとって、費用面での節約も期待できます。

駐車場に関する自治体の条例

各自治体には駐車場に関する条例を設定しているところが多いようです。

多くのマンションは、この自治体の条例で一定の駐車場の設置が義務付けられています。

このマンションの例でも、条例で戸数の50%以上、最低でも10数台分の駐車場が必要だということです。

東京23区の場合、建物の延べ床面積が2,000㎡超の物件で、350㎡あたり1台の駐車場が必要になるということです。

マンション管理業協会の調査では、都内の約6割の管理組合で駐車場の空きが発生し、機械式駐車場では4台に1台が空いている状況だということです。

解決方法の模索

マンションで空いた駐車場を、「空き駐車場」として利用する方法も検討されているようですがなかなか進まない現状があるようです。

管理組合が外に貸し出すには、区分所有者の3/4以上の賛成を得る管理規約の改定が必要になってくるところが多いようです。

また、外部に貸して得た駐車料金の収入には、法人税が課されるため新たな負担もかかってきます。

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