箱根西麓三島野菜は、平成28年10月に全国で18番目、県内では最初にGI(地理的表示)に登録されました。
「三島馬鈴薯」をはじめとする野菜は、標高50m以上の箱根西麓地区で栽培される野菜になります。
徐々に、野菜の品質と味が評価されるようになり、三島市外に多く出荷されるようになってきました。
「箱根西麓三島野菜」の歴史
箱根西麓三島野菜は、何十年も前から「坂もの」として評価されていました。
これを、「標高50m以上」で栽培された野菜と限定した結果「箱根西麓三島野菜」に決まりました。
その後、ブランド化を進め、平成24年に箱根西麓三島野菜の認証マーク商標を登録しました。
平成25年に「箱根西麓三島野菜ブランド推進協議会」を設立し、協議会によって認証された野菜はこの認証マークを使用することができるようになりました。
現在、40の生産者が認証され、安全、安心で品質の高い野菜を生産し、箱根西麓三島野菜の農業基準に基づく数十項目をチェックしています。
地元の飲食店や量販店、近隣のホテルや旅館などで取り扱っていて、高い評価をされています。
自慢の土壌・気候・立地
箱根西麓地域は日当たりが良い南西向きの適度な斜面のため、日中は土が太陽の光を効率よく吸収し、夜は標高が高く適度に冷えるという気候、立地条件を有しています。
寒暖差は、野菜を甘くする効果があります。
また、土壌は火山灰土と関東ロームが程よく混じり、柔らかく水はけ・水持ちがよいという特徴があります。
野菜には、ちょうど適した水分を含んだ土壌になっています。
そのため水利施設を使わずに自然の雨だけで生産が可能ということです。
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