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高齢者が介護を受ける施設の選択肢

高齢者介護施設最近の動き

高齢者が介護を受けながら暮らす選択肢がいくつかあります。

その一つが、「有料老人ホーム」です。

有料老人ホームは、2020年時点で、全国に約56万床あるということです。

有料老人ホーム以外でも、バリアフリー構造の賃貸住宅「サービス付き高齢者向け住宅」(サ高住)もあって、全国に約27万戸あるということです。

有料老人ホームの種別

有料老人ホームには、大きく2つに分類されるということです。

その一つの「介護付き」は職員が常駐し、24時間体制で介護サービスを受けられる施設になります。

他方の「住宅型」は、入居者が必要に応じて介護事業者と契約する形態になります。

有料老人ホームの契約は、「施設での居住と、介護や生活支援などのサービスを受ける権利」を一体的に結ぶのが一般的だということです。

家賃、管理費、食費などが月々必要になってきます。

「介護付き」で月10万~50万円程度、「住宅型」で月10万~30万程度だということです。

設備の充実度や立地条件でかなりの幅がでてきています。

また、一時金として入居時に数年分の家賃などの支払いが必要なケースもあるようです。

介護サービス付きでない「サ高住」

サ高住は、安否確認と生活相談が基本サービスで、ほとんどは食事の提供もしているようです。

サ高住は、「介護サービス付き」ではない点に注意が必要です。

「住宅型」の有料老人ホームと同様に、必要となった時に、入居者が介護事業者を選んで契約することになります。

賃貸借契約を結ぶケースが多いということで、費用は家賃、管理費、基本サービス料で月5万~25万程度だということです。

他に、食事代が月4万~6万円必要になってきます。

介護サービス付き「サ高住」

サービス付き高齢者向け住宅「サ高住」は、2011年度に高齢者住まい法の改正に基づき制度化された民間の賃貸住宅です。

部屋の広さや職員による安否確認などの条件を満たせば、自治体に登録されます。

入居者は、原則60歳以上で、費用は全国平均で月10万5千円ということです。

ただ、安い家賃で集めた入居者を併設する自社のデイサービスに通わせることが、介護給付費の増大と自立の妨げになっているのではないかと問題を指摘する声もあります。

 

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