総務省が発表した2020年の国勢調査によると、日本全土で世帯の単身化がさらに進んでいることがわかりました。
一人暮らしの世帯数全体が38.0%を占める状況になっています。
特に、単身高齢者は、5年前の前回調査に比べ13.3%増の約671万人に達しています。
中年世代の未婚率も上昇傾向であり、家族の多様化に即した介護のあり方やまちづくり、セーフティネットの構築が急務となっています。
高齢者5人に1人が単身者
65歳以上の一人暮らし世帯の拡大が続いていて、5年前から14.8%もの増加が見られます。
高齢化とともに単身世帯の高齢者が増える中で、孤独死の懸念もあります。
高齢化の進展とともに、通院や買い物を近場で出来るコンパクトなまちづくりも課題となってきます。
医療や介護などの社会保障費の膨張も課題です。
専門家は、一人暮らしの高齢者は同居家族がいないので、家族以外に支援が重要になってくるので、国は介護保険制度を強化し介護人材を増やしていく必要があると訴えています。
外国人は、過去最高の274万人で43%増加
外国人の人口は、過去最多の約274万人になり、5年前の43.6%増となっています。
少子化による日本人の人口減少を一定程度緩和している状況です。
総人口に占める外国人の割合は、まだまだ諸外国に比べ少ないとはいえ、留学生に加え、技能実習生、新しくスタートした特定技能外国人など、これからの日本経済は外国人に頼る状況が不可欠となっています。
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