三島市では、毎年市政の参考とするため、単純無作為抽出した 18 歳以上の市民 2,000 人を対象に市民意識調査を5月に実施しています。
調査は郵送およびインターネットで実施し、有効回答数は 1,161 件(うち、インターネットによる回答 371件)でした。
有効回答率は 58.1%で、前年より 0.2 ポイント減少しましたが、インターネットによる回答が 84 件増加しました。
「市への愛着率」や「住みやすさ」が高い
▶「市への愛着率※1」87.4%(前年度 86.8%)は、平成 15 年度の調査開始以降最高値となりました。
※1 市への愛着率=「非常に愛着を感じる」+「やや愛着を感じる」
▶「住みやすさ※2」91.6%(前年度 90.7%)も、高い数値が維持され続けています。
※ 2 住みやすさ=「非常に住みやすい」+「どちらかというと住みやすい」
「せせらぎと緑や花を活かしたまちづくり」の満足率が高い
「市の取り組みの満足度」の調査では、「ガーデンシティみしま」の関連項目を中心に高い満足率が維持され、
歩道の整備などの生活基盤関連の項目の不満率が高い数値となりました。
【満足率(=「満足」+「やや満足」)上位3項目】
1位 せせらぎと緑や花を活かしたまちづくり(都市基盤) 69.3%(+1.5ポイント)
2位 公園・水辺空間の整備(都市基盤) 58.7%(+0.8ポイント)
3位 「広報みしま」による市政情報の提供(協働・行財政) 54.7%(-0.8ポイント)
【不満率(=「不満」+「やや不満」)上位3項目】
1位 歩道の整備(都市基盤) 41.1%(-3.1ポイント)
2位 三島駅周辺(北口・南口)の整備(都市基盤) 38.8%(+1.1ポイント)
3位 生活道路の整備(都市基盤) 38.5%(-0.9ポイント)
保健、医療、福祉のまちづくりへの期待が継続
将来都市像の調査では、「保健や医療、福祉の充実した優しさのあるまち」への期待が継続する結果になりました。
1位 保健や医療、福祉の充実した優しさのあるまち 28.7%(-2.5ポイント)
2位 自然や環境に優しいやすらぎのあるまち 18.4%(-0.6ポイント)
3位 災害に強く安全で安心して暮らせるまち 12.4%(+0.5ポイント)
自治会・町内会での活動に参加する人が増加
「あなたは自治会・町内会のどのような活動に参加されていますか」の問いに対し、参加しているものに回答
した割合は、72% で、前年より 1.5 ポイント増えています。
参加している活動は、美化活動(ゴミ、町内清掃など)が 4.3 ポイント増加し、地域の情報伝達(回覧)も 3.5 ポイント増えています。
1位 美化活動(ゴミ、町内清掃など) 47.2(+4.3ポイント)
2位 地域の情報伝達(回覧) 45.0(+3.5ポイント)
3位 防災訓練 37.4(-1.1ポイント) 38.5%(3位)
新規調査項目(性的マイノリティ)について
今年度は、初めて性的マイノリティ(LGBTQなどの性的少数者)の認知度や生きづらさを解消する取組への考えを調査しています。
性的マイノリティの認知度については「言葉と意味の両方を知っている(59.2%)」の割合が最も高く、次いで「言葉は知っている(25.2%)」、「知らない(13.4%)」の順となっています。
市民に対する啓発については「賛成(41.3%)」「やや賛成(39.2%)」を合わせた賛成の考えが 80.5% となっています。
パートナーシップを証明する制度の創設は、「賛成(44.1%)」「やや賛成(35.6%)」を合わせた賛成の考えが 79.7% となっています。
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