地球温暖化の影響で、異常気象が増えています。
災害に備えてとるべき行動の重要性は、ますます増している状況です。
専門家の方が選んだ、災害に対して備えるべきトップ10項目を紹介します。
専門家による災害の備えトップ10!
1位 「ハザードマップ」を見る
「ハザードマップ」は、市町が作成していて、洪水や土砂災害、高潮など災害種別ごとに作成されている。
「洪水ひなん地図」は、対象河川ごとに作成されている。
「浸水ひなん地図」は、河川の氾濫のみによらず、その他の要因で一帯が冠水する状況を示しています。
ハザードマップは、自治体の役所やホームページで確認でき、災害リスク対応への第一歩です。
2位 災害時の行動計画を作る
危険が迫ってから対策を始めるのでは手遅れです。
災害が差し迫った状態では、冷静な判断は難しくなるので事前に行動計画を決めておくことが重要です。
3位 避難情報を正しく理解する
自治体や気象庁の防災情報は5段階の警戒レベルで示されます。
警戒レベル3は、避難に時間のかかる人が避難を開始する(高齢者等避難)です。
警戒レベル4は、危険な場所から全員避難(避難指示)です。
警戒レベル5は、すでに災害が発生しており、身の安全を守る段階(緊急安全確保)です。
4位 土砂災害には早めの避難
自宅が土砂災害警戒区域内にあるかどうかは、ハザードマップで必ず確認しておきましょう。
市街地でも坂が多い地域では意外な場所が土砂災害警戒区域に指定されていることがあります。
土砂災害に巻き込まれたら、生存できる確率は低くなります。
5位 避難行動要支援者に登録
高齢者や障害者らの避難に時間のかかる人は早めの準備が必要です。
事前に、自治体の避難行動要支援者名簿に登録申請することが確実です。
6位 避難所への道は歩いて確認
避難所への経路には、途中に浸水地域がないか、必ず確認しておきましょう。
避難ルートは、日中のみならず夜間にも実際に歩いて覚えておくと安心です。
7位 地域の防災情報を入手する
自治体の防災ホームページのブックマークや防災情報配信メールの登録、SNSアカウントをフォローしておく。
停電でテレビが見られなかったり、スマホの電源が切れてしまう事態を想定し、複数の情報源を確保しておくことが重要になります。
8位 車での非難は雨が強まる前
大雨が降り始めてからの車での非難は控えたいものです。
車が必要な場合は、雨が強まる前に行動しましょう。
避難中に冠水した道路で、マフラーから水が入ってエンジンが停止したら、車を置いて安全な場所に逃げましょう。
水圧で車のドアが開かない場合は、ハンマーなどでガラスを割って避難しなければなりません。
9位 自宅待機は食料、水の備蓄を
マンションの中層階以上では、浸水の危険がないため自宅待機が可能になります。
ただ、足止めが続くことやライフラインが止まることを想定して、食料、水を十分に備蓄しておきましょう。
台風による自宅待機の場合は、飛来物による窓ガラスの破損に注意しましょう。
飛散防止用フィルムや段ボールを窓に貼る、カーテンやブラインドを閉めるといった対応を心がけましょう。
10位 家族の連絡先を控えておく
災害時に自分の電話が使えなくなり、公衆電話や他人の電話に頼らざるを得ないこともあります。
そんな時、すぐに連絡が取れるように家族の電話番号は紙に控えておきたいものです。
また、電話回線そのものがつながりにくくなる可能性もあり、電話以外の通信手段も話し合っておきたいものです。
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