日々の生活に欠かせない諸物価やサービスの高騰のなかで、家主から賃貸物件の家賃の引き上げを通告されるケースが増えているということです。
もし、そのような通告があったら、どう対応するのがいいのでしょうか？
契約更新時に家賃を値上げしたいと言われたら
鈴子
突然、家主から家賃を値上げしたいと言われら？
ifudousan
家賃の値上げ通告は、契約更新時や家主が代わった時
が多いようです。
借地借家法で賃料増減請求権は認められています。
家主は正当な理由があれば、引き上げを求められます。
ただ、一方的に引き上げられるものではなく、貸主・借主
双方の協議で決められます。拒むことも可能です。
鈴子
どのように対応すべきですか？
ifudousan
交渉は感情的にならないことです。
まず、契約書を読み返しましょう。
賃料の改定について、一定期間は
行わないという特約があるかも。
借主側の事情も説明しましょう。
「物件が気に入って長く住みたい。」
「上げ幅を小さくしてほしい。」
「生活が苦しいので引っ越せない。」
「引き上げ時期を先に延ばして欲しい。」
などなど。
交渉が難航した場合の相談窓口
鈴子
引き上げに納得できない場合は？
ifudousan
引き上げが不当に高いなど納得できない場合は、
各種の相談窓口を利用する方法もあります。
ただ、交渉がまとまるまで値上げ前の家賃は、
払い続けることが重要です。
滞納すると債務不履行で契約解除の可能性がある。
家主から受け取りを拒否されたら、供託もあります。
鈴子
相談窓口はどんなところが？
ifudousan
相談窓口として、
１．国民生活センターや消費生活センター
２．自治体の窓口、法理相談
３．不動産適正取引推進機構 など
また、簡易裁判所から「調停」の呼び出しが
あった場合は、出廷し両者の主張を聞いて
調停員が調停してくれます。
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