政府の地震調査委員会は、想定される南海トラフ巨大地震の30年以内の発生確率をこれまでの「70~80%」から「80%程度」に引き上げました。
「(80%程度とは)いつ起きてもおかしくない数字」と述べています。
想定発生確率は実際に地震が起きない限り、時間の経過とともに上がることになります。
この巨大地震は駿河湾から日向灘にかけてのプレート境界を震源域として概ね100~150年間隔で発生してきています。
地震による津波の発生
東日本大震災では津波で大きな被害が。
国は、「津波防災地域づくりに関する法律」を作り、
津波災害の防止・軽減のため、平成23年12月27日に
施行しました。
具体的には何を決める?
各知事が、「津波防災地域づくりに関する法律」に基づき、
「津波災害(特別)警戒区域」を指定できるようになりました。
津波災害警戒区域の指定
警戒区域は区分されてる?
イエローゾーンとオレンジ・レッドゾーンに
区分されています。
それぞれどう違いますか?
イエローゾーンは、
津波の発生により、生命・身体に危害が生じるおそれがある区域で、
警戒避難体制を整備し津波から「逃げる」ことができるように、
県知事が指定する区域です。
オレンジ・レッドゾーンは、
津波が発生により、生命・身体に著しい危害が生じるおそれがある
区域で、一定の建築物の建築や開発行為に対して規制をかけ、
建築物の中にいても津波を「避ける」ことができるよう、
指定する区域になります。
この区域には、社会福祉施設、学校及び医療施設の建築や開発行為が
規制の対象となります。
静岡県の津波災害(特別))警戒区域の指定状況
令和6年3月5日現在、静岡県内の津波災害警戒区域及び津波災害特別警戒区域の指定状況は以下のとおりです。
指定済
14市町(静岡市、沼津市、熱海市、伊東市、富士市、掛川市、下田市、湖西市、伊豆市、御前崎市、東伊豆町、河津町、南伊豆町、松崎町)
未指定
7市町(浜松市、磐田市、焼津市、袋井市、牧之原市、西伊豆町、吉田町)
指定済
1市(伊豆市)
例えば、沼津市の指定状況は、下記ページを参考にしてください。
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