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既存マンションの査定要因と具体的な査定額の計算

既存マンションの評価と計算 不動産評価
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居住用既存マンションの価格は、同じマンションで売り出されている物件があれば非常に参考になると思います。

もし、そういう物件がばければ近隣で同じようなマンションが売り出されている物件を参考にします。

具体例としてある査定要因を例として、査定対象の物件の価格を査定してみましょう。

1.主要開口部の方位

主要開口部の方位により評価が違ってきます。

●開口部南側を基準として、(-10から+5まで)

2.階層の違い

●基準階を(0点)として、階層が1階上がるごとに+0.5点、階層が1階下がるごとに-0.5点。

3.室内からの外の騒音・振動

●普通(0点)~有(-5点)~極端にあり(-15点)まで

普通の状況から、有の場合、さらに極端に有の場合まで評価します。

4.日照・通風の阻害度

●普通(0点)~有(-5点)~極端にあり(-10点)まで

普通の状況から、有の場合、さらに極端に有の場合まで評価します。

5.眺望・景観

●特に優れる(5点)~優れる(3点)~普通(0点)~劣る(-3点)

この要件は、特に優れている場合は高い評価をし、優る、普通、劣ると順に評価していきます。

6.バルコニーの広さ

●25㎡以上(+4)~10-25㎡未満(+2)~6-10㎥未満(0)~6㎡未満(-2)

バルコニーの広さは6-10㎡未満を基準として、これより広ければ高い評価を、狭ければ低い評価をします。

7.駐車場の有無(近隣駐車場を含む)

●空き無し(-5)

駐車場は、空きがなければ低い評価となります。

8.流通性補正

●売りやすい物件(+5)~普通(0)~売りにくい物件(-5)

売りやすさの視点から、売りやすい場合は高い評価を、売りにくい場合は低い評価をします。

9.その他

その他、補正する要因があればそれに応じて補正をします。

以上の、評価項目で加点要因、減点要因を整理し、評点を付けていきます。

具体例で計算してみましょう

◆具体例(基準となるAマンション)

基準価格2180万円
㎥単価27.9万円
基準階7階
基準面積78.13㎡
主要開口部

◆査定するマンションのデータ(査定面積 65.43㎡)

主要開口部東側-5
階層9階+1
外の騒音・振動普通0
日照・通風阻害度普通0
眺望・景観優れる+3
バルコニー23㎡+2
駐車場0
流通性補正普通0
合計+1

査定計算:基準価格(27.9万円)×評点(101÷100)×専有面積(65.43㎡)=1,844万円

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