日本は、地震国です。
地震のメカニズムはわかってきていますが、どの地域でいつ地震が発生するのかを予測するのは、まだまだ難しいようです。
三島市等の静岡県東部地域でも、地震についてはずいぶん前から「明日起きてもおかしくない」と言われてきました。
いつ地震が起きても大丈夫なように、既存の建物を調査する場合は建物の耐震化がどの基準で図られているのか確認することが重要になってきます。
新耐震基準
新耐震基準が適用されたのは、1981年(昭和56年)6月1日以降に建築確認を受けた建物に対しての物件が対象となります。
建物の登記情報を確認して、昭和56年6月以降に建築されただけでは新耐震基準を満たした建物とは言い切れないので注意が必要です。
あくまでも、建築確認をいつ受けたかが問題になります。
「建築確認通知書」があれば、そこに記載されている「建築確認日」で確認できます。
建築確認通知書がない場合
もしなければ、行政に建築確認日を確認する方法もあります。
「建築確認通知書」を紛失している場合、再交付は受けられません。
しかし、建築確認申請を行なった行政機関にはその記録が残っていますので、「確認台帳記載事項証明」を発行してもらえば「確認通知書」の代用とすることができます。
「確認台帳記載事項証明」の発行を依頼して、建築確認日の月日が判断できます。
発行してもらうためには、建物を特定するために次のような情報が必要になります。
1 建築当時の地名地番 (現住所でも対応)
2 建築年(竣工年や大体の年でもOK)
3 建築当時の建築主名
4 構造種別、用途、階数、延べ面積、建築面積、敷地面積 等
各自治体の建築課(建築住宅課)に問い合わせてみてください。
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