賃貸のアパートやマンションで、ＬＰガスを利用されている方の料金が不透明という声があります。
資源エネルギー庁も調査に動いたということです。
鈴子
ＬＰガス料金が高い？
ifudousan
資源エネルギー庁が調査をしたそうです。
資源エネルギー庁が全国調査を実施
資源エネルギー庁は、このほど賃貸アパートなどで液化石油ガス（LPガス）を利用する居住者に対して全国調査を実施しました。
LPガス業界の一部業者が営業経費を上乗せして、「ガス利用料」を請求しているケースがあるのではないかとみているようです。
同庁は、実態調査に基づいて消費者に注意を喚起すると同時に、業界に是正も求めたいということです。
不透明な商慣習
関係者によると、一部のLPガス業者はバブル期の頃からアパートなどの賃貸物件所有者にガスボンベを置かせてもらう見返りとして、各戸に設置する給湯器や冷暖房機、インターホーンなどを無償で提供していたということです。
かかった経費は、ガス利用料に上乗せして居住者に請求する業者も多かったということです。
「LPガスは高い」というイメージがあったため、多少上乗せしても不審に思う人は少なかったということです。
資源エネルギー庁が是正へ
こうした商慣習の是正を図るため、資源エネルギー庁は2017年2月に「液化石油ガス法」の省令の一部を改正しました。
改正の主たる内容は、
●業者は、LPガスの標準的な利用料金を公表する。
●LPガスの利用料金以外は請求書に「冷暖房機使用料」などと分けて明示する。
というものです
この調査には、請求書に明細が記載されているかなどを消費者に確認するためのものです。
経済産業省によると、都市ガスとLPガスの利用世帯数は約46％と約44％で拮抗しています。
残りの10％がオール電化という状況です。
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