住宅を求める時、既存住宅を選ぶか、新築住宅を選ぶか大きな問題です。
既存住宅には、新築住宅に比べ価格等の面で有利な面がありますが、求める間取りや品質等の面で制約があることは事実です。
そこで、みなさんが、「既存住宅を選ばなかった理由」を観てみたいと思います。
調査結果は、国土交通省が平成28年10月に調査したものです。
既存住宅を選ばない理由
項目の分類
A 品質の「不安」
B 見た目の「汚さ」
C 情報が不足して「わからない」
D 価格に関すること
調査の結果
意見が多かった順に列挙すると、(分類)複数回答、全体=1,180
- 好みに合う住宅がなかったため(C)
- 価格が妥当か判断できないため(C)
- 想定した以上に、中古住宅の価格が高かったため(D)
- リフォームやリノベーション費用が高くつきそうなため(D)
- 設備の老朽化が不安だったため(A)
- 耐震性に不安があるため(A)
- 長く住むつもりであるため(A)
- 新築住宅の方が気持ちが良いため(B)
- 見た目がきれいでなかったため(B)
- 水廻りが古い、汚かったため(B)
- 耐久性(耐震性除く)や品質に不安があるため(A)
- 断熱性に不安があったため(A)
- セキュリティ・防犯性が不安だったため(A)
- リフォームやリノベーションするのが手間に感じたため(B)
- 新築住宅のほうが税制面で有利なため(D)
- 保証やアフターサービスがないため(A)
- 中古住宅は住宅融資を利用しにくいため(D)
- その他(-)
以上の結果でした。
各種の幅広い項目で、既存住宅を選ばなかった理由がありますが、「費用対効果」の面から既存住宅も良い買い物であることも多いと思います。
今後の参考にしてください。
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