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自然満載の伊豆半島に「景観形成」や「生涯まちづくり」構想!

河津桜静岡県東部地域情報
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静岡県は、大都市圏に住む定年前後の人に県内への移住を促す「日本版CCRC構想」のモデル事業として、伊豆半島地域を中心に協議会を設立しました。

また、伊豆半島を象徴する眺望景観に認定して、観光振興に力をいれる静岡県の施策の一環として情報発信する制度を新たに設けました。

伊豆半島生涯活躍のまちづくりビジョン

CCRC構想は、高齢者が活動的な生活を送りながら、必要に応じて医療や介護を受けられる地域づくりを目指していて、首都圏などの高齢者に呼びかけようとしています。

実施に当たって、経済波及効果や医療、介護への影響など、メリット、デメリットを整理し、「伊豆半島生涯活躍のまちづくりビジョン」を策定しています。

ビジョンを策定する協議会には、移住者、NPO、民間事業者、県、市町などの各団体で編成しています。

住みづらくなりそうな首都圏を離れて、住みやすい伊豆地域で過ごせるのは魅力的なことであり、地元住民と中高年の移住者が新しいまちづくりへ協力するスタイルができれば、これからの日本の進む道しるべのひとつになると期待されます。

伊豆地域における展開例としては、下記の4案が示されています。

1.市民農園を活用した生きがい農業の展開
2.マリンスポーツと温泉の健康タウン
3.伊豆半島アーティスト村
4.都市的ライフスタイルが満喫できる共同住宅

伊豆半島は、温暖な気候、豊富な温泉、美しい自然環境、富士山、韮山反射炉、伊豆半島ジオパークの認定等、本当に恵まれた環境にあります。

この伊豆半島の特色を生かしたまちづくりで、今後への期待が膨らんでいます。

今後は、この4テーマによる検討部会の開催を重ねていき具体的な事業の展開が図られるところです。

眺望景観の伊豆半島をアピール!

観光振興に力をいれる静岡県の施策の一環として、静岡県は「伊豆半島景観形成行動計画」を発表して眺望景観に優れる伊豆半島を情報発信する制度を設けました。

伊豆半島は、富士箱根伊豆国立公園に指定され、また日本ジオパークに認定されるなど、静岡県の中でも特に変化に富んだ美しい自然景観を有する地域です。

また、2020年東京五輪の自転車競技開催地に決定し、今後は、今まで以上に多くの観光客などの来訪が予想されます。

地域ごとの観光地エリア景観計画は下表を参考にしてください。
市町名地域名
下田市ペリーロードを核とした開国の港町
東伊豆町細野高原
河津町河津川沿いの河津桜並木
南伊豆町弓ヶ浜
松崎町なまこ壁通り
西伊豆町堂ヶ島
熱海市熱海サンビーチ・親水公園・熱海港
伊東市小室山公園
沼津市御浜岬
三島市箱根西麓三島野菜の畑景観
伊豆市修善寺温泉
伊豆の国市韮山反射炉
函南町十国峠と丹那盆地の自然資源

特に三島市の野菜は、ミシマコロッケのジャガイモやたくあんの大根など箱根の斜面を利用した野菜畑とともに有名になることを望んでいます。

伊豆半島が世界ジオパーク認定へ!

ユネスコは、世界ジオパークの新規登録地域として伊豆半島を認定しました。

世界認定は国内9地域目ですが、2015年に世界ジオパークがユネスコの正式事業となってからは国内初です。

伊豆半島ジオパークは、県東部・伊豆の15市町の約2千平方キロメートルで構成されています。

約2千万年の伊豆半島の形成や活動に関する傷跡を確認できるところが114箇所もあります。

伊豆半島ジオパークの構想は2009年に持ち上がり、約10年の歳月を経過して正式認定の運びとなりました。

これで、伊豆半島の自然資源は世界の財産になったことになります。

きれいな海と海岸線は、温暖な気候と相まって今後ますます脚光を浴びることに期待したいと思います。

 

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