三島市は、富士山と箱根連山に挟まれたふもとであり、伊豆半島の付け根に位置しています。
東海道新幹線三島駅や東名沼津IC、新東名長泉沼津ICなど、富士箱根伊豆国立公園への起点となる静岡県東部地域の交通の要所となっています。
三島市は、三嶋大社の門前町として、また東海道五十三次の11番目の宿場町として古くから栄えました。
三島市には、富士山の伏流水がいたるところで湧き出でていて、そのせせらぎが街中を流れ、「水の郷百選」に選ばれた水の都でもあります。
三島溶岩流と湧水
富士山は約10万年前から噴火を繰り返して現在の姿になったということです。
約1万年前の噴火では、「三島溶岩流」と呼ばれている溶岩が約40kmも現在の三島市方面に流れ下りました。
流れた溶岩流の末端では、溶岩のすき間を幾年もかけて流れてきた富士山の雨水、雪解け水がこんこんと湧き出しています。
きれいな湧水のなかで、可憐な梅に似た花を咲かす「ミシマバイカモ」や、町中を流れる源兵衛川で見られる「ゲンジボタル」はぜひご覧になって欲しいと思います。
三島市の各地で見られる湧水は、年中一定温度の清水で、夏は冷たく感じ、冬は暖かく感じるまさしく飲み水等の生活用水として最適な贈り物になっています。
富士山に抱かれての日常
三島市から望む富士山は大きく、富士山に抱かれた日常です。
左手には愛鷹山、中央に宝永噴火口が大きく見えます。
三島市でも少し移動すると、左右の稜線が伸びた美しい富士山を望むことができます。
また、山中城跡公園の障子堀越しに望む富士山や三島の新名所となった日本一長いつり橋の三島スカイウォークから望む富士もまた絶景です。
歴史を感じる場所
三嶋大社は、創建は不明ですが、源頼朝が源氏再興の旗揚げを祈願したことで有名で、三島市は三嶋大社の門前町として、古くから街道の起点となりました。
また、東海道五十三次の11番目の宿場町でもありました。
日本100名城にも選ばれた山中城、仮名文字で記されたものとしては日本で一番古いとされる三島暦師の館など、歴史を感じることができる街でもあります。
美味しい食べ物
何といっても三島のうなぎは、三島に来たらぜひ味わって頂きたいものです。
三島市には、全国的にも有名なうなぎの有名店がたくさんあります。
三島市が静岡でも有名な絶品うなぎの産地なのは、富士山の伏流水の恩恵を受けた水の都ならではのことです。
また、ミネラル豊富な土壌は、三島ブランドの多くの野菜生み出しています。
箱根の西斜面を活用した箱根西麓はおいしい食材の宝庫です。
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