2月8日、2回目の緊急事態宣言が東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の1都3県に発令されました。
総理は、飲食店の営業時間短縮、医療機関への支援を紹介したほか、感染を抑える重要な施策として「テレワークを強力に推進する」と語りました。
三島市や長泉町の静岡県東部地域は関東圏に隣接した地域で、関東圏に通勤している方も多い場所です。
居酒屋を利用した「シェアハウス」
長泉町によると、長泉町内に在住していて県外に通勤する人は約千人いて、大半が首都圏に通っているそうです。
テレワークでは、「自宅に個室がない」「乳幼児がいる」などの理由で、静かな場所で仕事ができる声が多かったということです。
そこで、長泉町は会社に短時間出勤する人も出勤前後で利用できるよう三島駅近くに「シャアハウス」を開設しました。
この店が選ばれたのは、昼間が空いていること、新幹線で首都圏に通勤する長泉町民のニーズに応えるため、三島駅前という立地と個室がある設備が着目されました。
店屋の昼間の空き時間を活用して、利用料は居酒屋の収益となり、コロナ禍で落ち込む売り上げの改善も期待されます。
店内の状況
新型コロナ感染対策は、マスク着用、手指消毒を促し、空気清浄器を複数台置いて徹底しています。
店内１階にある4人掛けテーブル10基は１人ずつの利用にし、テーブルの間に仕切りを置いています。
カウンター６席は間隔を空け、３人の使用にとどめています。
２階に５部屋ある個室は、貸し切りでテレビ電話会議などでの使用を想定していて、アクリル板で飛まつの飛散を防ぎ、複数人の会議にも対応できるようになっています。
長泉町では、３月までは試行期間として利用者にアンケートを実施して、料金やサービスの改善に生かすことにしています。
店側では、この取り組みが、コロナ禍での新しいマーケット開拓になればと期待しています。
利用は午前９時から午後５時までです。
テレワーク終了後、この店で一杯ということになれば、店の売り上げにも貢献しそうです。
料金は４時間まで500円で、超える場合は1,000円ということです。
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