政府の地震調査委員会は、3月26日に2020年度版の「全国地震動予測地図」を公表しました。
この予測地図は、今後30年以内に震度6弱以上の巨大地震に襲われる確率を示しています。
太平洋側では確率が高い
県庁所在地で最も確率が高かったのは、茨木県の水戸市で確率81%でした。
次いで、四国の徳島市と高知市が75%、静岡市が70%となっています。
確率は、過去に発生した地震の記録や地形が持つ揺れやすさなどを数値で評価して算出したものだそうです。
2020年度版では、関東地方の地盤の詳しい調査結果や各地方の細かい地形の情報及び東日本大震災の余震の記録を加えられました。
その結果、主に東北地方で確率が高まった一方、関東地方で確率が減少しました。
(今後30年間に震度6弱以上地震が起こる確率)色が濃いほど確率が高い
18年度版と比較すると
発生確率が18年度版より最も高くなったのは和歌山市で+10%です。
これは、地盤が従来より軟弱な「三角州・海岸低地」の評価を変更したためです。
さいたま市は+5%ですが、ボーリング調査で地盤が揺れやすいと判明したためです。
逆に、確率が下がったのは、大阪市―25%、千葉市―23%など11の市になっています。
(今後30年以内に震度6弱以上に地震が起こる確率の高い県庁所在地上位)
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