首都圏では、中古マンションには高い需要があると言われていますが、一方の中古一戸建の市場は低水準が続いている状況です。
この傾向は、首都圏だけでなく近畿圏でも同じ状況のようです。
資産価値はどうなる?
東日本不動産流通機構のデータによると、首都圏の場合、マンションと一戸建ての資産価値は、長い目で見れば一戸建ての方が資産価値は高いことがわかっています。
新築当初はマンションの資産価値の方が高いのですが、築年数が長くなるほど一戸建てとの差は縮まり、築21~25年ぐらいになると資産価値は逆転するそうです。
この傾向は、全国的に当てはまる傾向だということです。
また、近年は一戸建てのリフォーム技術も向上し、基本性能を大幅に向上させ、外観も新築並みに戻すことも可能になっています。
中古一戸建ての利点
成約価格のデータで見ても、築年数が長くなるほど、一戸建ての方が有利になっていることが言えます。
一戸建てには、何といっても土地が付いており、基準法を遵守すれば自由に増改築や建て替えができます。
一方、マンションの土地は区分所有であり、自分一人では自由にできないという制約があります。
特に、築30年以上になれば老朽化が進み、マンションの場合、居住者の高齢化も進んで維持管理や定期的な補修などが難しくなることが多いといった問題もあります。
また、中古一戸建ては、新築物件に比べて一般的に土地面積が広いという点もメリットとしてあげられます。
東日本不動産流通機構のデータによれば、築年数が少ない中古一戸建ての土地面積の平均は115.76㎡ですが、築年数が長くなると173.84㎡と広くなっています。
庭いじりやバーベキューなども楽しめるという利点もありそうです。
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