伊豆半島は、平成30年4月にユネスコ世界ジオパークに認定されました。
世界ジオパークとは、大地が育んだ特色ある地域や場所を指していて、「大地の公園」とも表現されています。
ジオパークでは、ジオパークを特徴づける地形や地質的な見どころを「ジオサイト」として指定し、保護保全しています。
三島市の身近なジオサイトを紹介します。
楽寿園・源兵衛川
楽寿園にある小浜池は富士山からの湧水が湧き出ています。
この湧水が中郷温水池まで送っているのが源兵衛川です。
一時は、湧水の激減、川の荒廃という状況になりましたが、現在は清流を取り戻し、街の中を流れる川では珍しい「ゲンジボタル」が舞う様子を眺められる川でもあります。
三嶋大社
三嶋大社は、伊豆半島や周辺地域の火山と深い関わりがあり、この地域に住む人々が、伊豆諸島での火山噴火に畏れをもちながら、自然と共生してきた歴史を持っています。
菰池・白滝公園
三島駅南口近くにある菰池公園は、真菰が多く生えていた湿地帯だったことから、この名が付いたと言われているそうです。
菰池公園から湧きだした水は、溶岩に覆われた白滝公園の湧水と合流し、桜川の源流となっています。
源兵衛川や桜川は湧水が流れる川として、三島市の水の都を代表する場所となっています。
境川・清住緑地
三島市の西方にある湧水地で、富士山東斜面の大崩壊である御殿場泥流に覆われた地域でもあります。
4か所の湧水口のほか、御殿場泥流の地層や土石流によって運ばれた大石を見ることもできます。
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