道の駅は、現在全国で約1,200カ所と20年間で2倍近くに増加しています。
年間10億円以上を稼いでいる道の駅も、20カ所を超えています。
地元の新鮮な一次産品の販売だけでなく、加工も加えた独自商品で集客を競う動きが広がっています。
20年間で倍増の道の駅
「道の駅」は、国が登録しています。
24時間無料で利用できるトイレや駐車場を備えていて、情報発信や地域連携の役割を果たしています。
第1号の道の駅は1993年に誕生し、2021年6月時点で1,193施設と20年前から約550施設増えている状況です。
国土交通省の調査によると、年間延べ約2億人が訪れ、売り上げは計約2,500億円に達するということです。
法政大学の調査では、22施設が年間売り上げ10億円以上を達成し、年間利用客100万人の施設は32カ所に上りました。
道の駅は単なる経由地から観光目的地へ
集客力を高める道の駅には大手企業も注目しています。
道の駅の隣接地にホテルが建設されていて、現在14カ所に増加しているということです。
さらに、2023年秋までに29カ所に広げる計画を持っています。
人気の道の駅は、コロナ禍で来客数は落ち込みましたが、落ち込み割合は2~3割程度に押さえられ、マイカーで県境をまたがないということで根強い人気があるということです。
稼ぐ道の駅は、人口減少に悩む地域に賑わいを取り戻すヒントが詰まっている気がします。
静岡県の道の駅
静岡県の道の駅は25カ所あります。
静岡県東部地域は、観光地を控え首都圏にも近いということもあり、25カ所のうち14カ所が集中しています。
伊東市にある「伊東マリンタウン」は、コロナ禍前は年間200万人が訪れたということです。
船底の窓から海中をのぞける遊覧船や日帰り温泉施設が人気ということです。
一時は、減少した観光客も徐々に戻りつつあるということです。
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