中古マンションを購入する際、どういうところにポイントを置いて調査すればいいのか。
マンションは、集合住宅ですからその視点も重要な要素になってきます。
中古マンションの調査ポイントは何ですか。
マンションは集合住宅ですから特殊な面があります。
マンションの管理規約
中古マンションも利便性や自然環境の素晴らしさ、子育て世代に厚い施策等で非常に人気があります。
マンションの現地調査ですが、建物と敷地に分けて調査します。
特に、建物について詳細に調査します。
マンションの建物は、「専有部分」と「共用部分」に分けられ、廊下、階段、エレベーターをはじめ共用部分がかなりの部分を占めています。
詳しくは、マンションの「管理規約」に共用部分の範囲が示されているので、しっかりと確認しておきたいものです。
管理規約は、マンションにおける憲法のようなもので、管理の基本的なルールを定めたものです。
管理規約を補足するものとして、「使用細則」を定めているマンションも多いのでこちらも入手して確認しておきましょう。
勘違いしやすいのが、バルコニーや専用庭などの「専用使用部分」です。
これらは、各住戸の居住者のみが自由に使うことができますが、位置づけは、「専用使用権が認められた共用部分」として扱われています。
理由は、緊急時にバルコニーは避難通路や避難ハッチの利用等に使われるため、避難の際に妨げとなるような物を設置したりすることは禁止されるのです。
また、共用部分ですから管理組合が管理することとなっています。
マンションの周辺環境
マンションの現地調査では、主要開口部の方位と日当たりや通風、眺望や景観、バルコニーの広さ、騒音や振動等を含めた周辺環境を確認します。
駐輪場や駐車場の空き状況も確認しておきたいところです。
設備については、各機器の動作確認、配管等の割れ、水漏れ、詰まり等を確認します。
最後に、管理費や修繕積立金の額や修繕計画と実施状況についても調査します。
中古マンションにおける主要開口部の方位、階層、バルコニーの広さ、眺望や景観及び周辺環境による評価の違いについては「中古マンションの評価」の記事を参考にして下さい。
コメント