(公社)静岡県宅地建物取引業協会と(公社)静岡県不動産鑑定士協会が共同で調査している静岡県の不動産市況DI調査は、次のようになっています。
2019年10月1日を基準として、この日より過去半年間の「実感」と、この日より先の半年間の「予測」を測るものです。
DIとは、現況や先行きの見通し等について、定性的な判断を指標として集計加工した指数です。
最小値は-100、最大値は+100で表示したものです。
(実施時期:2019年10月、有効回答数446社)
静岡県の不動産市況DI調査結果
1.2020年4月の地価動向の予測はどうなるか?
静岡県全県の地価動向は、下落実感が増加しており、次回はさらに拡大する。
2.「分譲地」「建築条件付土地販売」「建売」の取扱件数の動向はどうなるか?
静岡県全県の分譲地等の取り合扱い件数は、静岡県全ての地域で悪化しており、次回は、6地域でその傾向が強まるとみられる。
東部地区の沼津・三島地区もこの6地域に含まれています。
3.「マンション販売」の取扱件数の動向はどうなるか?
静岡県全県のマンション販売の取扱件数の動向は、悪化しており、次回は、6地域で悪化するとみられる。
東部地区の沼津・三島地区は、多少の上昇が期待されています。
4.「不動産仲介」の取扱件数の動向はどうなる?
静岡県全県の不動産仲介の取扱件数は、静岡地域を除いて悪化しており、次回は7地域で悪化するとみられる。
東部地区の沼津・三島地区は、横ばいの状況です。
沼津・三島地区の状況
種別 | 2019.4.1実感値 | 2019.10.1実感値 | 2020.4.1予測値 |
地価動向 | -13.3 | -16.9 | -21.3 |
分譲地等 | -7.4 | -17.1 | -20.6 |
マンション販売 | -16.7 | -48.1 | -44.2 |
不動産仲介 | -8.1 | -25.6 | -26.4 |
今後、「コロナショック」による経済への打撃は、さらに悪化の道へ突き進んでいくのでしょうか。
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