子どもが独立し、配偶者と死別し、家の中に自分だけが残ってしまったという状況は、あちらこちらに存在します。
そんな立場になった時、若者と始める同居生活があります。
次世代下宿は温かい見守りと孤独の解消
京都府のソリデール事業では、一人暮らしの高齢者の一軒家に大学生を同居させる事業を展開しています。
家主の高齢者は、主に1階で生活し、下宿生の大学生は主に2階で生活し、台所などは共用しています。
原則、週に2度、交代で夕食を作って一緒に食べているということです。
お互いが協力し合い、助け合いながら生活しています。
ホームシェア
このホームシェアと呼ばれるシステムは、東京など各地で広まっているということです。
京都ソリデールの場合は、家賃が2.5万円~3.5万円という格安ということです。
京都府の委託を受けたマッチング事業者が、同居を希望する高齢者と若者を募集し、引き合わせています。
面談などを経て合意すれば同居がスタートします。
異世代が対等な関係で助け合う
独居高齢者の家に学生を無料や格安で住まわせるホームシェアの形態です。
欧州を中心に広まり、2009年からは国際会議も開かれているということです。
若者が見守りや雑用の一部を担うのが原則で、介護や小間使いとして雇われるのではなく対等な関係で助け合うのが基本になっています。
高齢者には「実効的な見守り」「孤独・孤立の解消」、学生には「安価な住まいの提供」という効果があります。
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