快適な暮らしのために必要な電力の供給や電話・ケーブルテレビの回線などは、電柱と電線を介して届けられています。
この電柱と電線は、一方で安全かつ円滑な道路交通の妨げとなったり、街並みの良好な景観を悪くしています。
また、災害の時に電柱が折れたり、切れた電線が垂れ下がるなどの危険性もあります。
そのため、電柱の使用をやめて電線類の配線を地中に埋設するのが無電柱化事業が必要になります。
無電柱化で期待される効果
1.安全で快適な通行空間の確保
電線や電柱がなくなると道路が広く使え、信号機や道路標識が見やすくなり安全な
道路空間の形成になります。
2.都市景観の向上
空中に張りめぐらされた電線等がなくなり、美しい街並みになります。
3.都市災害の防止
台風や地震などの災害時に電柱が倒れたり、電線が垂れ下がるといった危険がなく
なり、救助や復旧もスムーズに実施できます。
4.情報通信ネットワークの安定性の向上
発達している情報化社会に対応した情報通信ネットワークの安定性・信頼性が向上
に役立ちます。
無電柱化の整備状況
ロンドン・パリなどのヨーロッパの主要都市や香港・シンガポールなどのアジアの主要都市では無電柱化が概成しています。
これに対して、日本の無電柱化率は東京23区で8%、大阪市で6%と大きく立ち遅れています。
三島市の無電柱化推進計画(案)
電線を地下に埋設することなどにより、道路上の電柱を撤去していきます。
基本的方針、目標、施策等を定める計画です。
計画期間は、令和2年度~令和7年度を予定しています。
現在、市民を中心にパブリック・コメントの募集が実施されています。
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