築年数の経過したマンションが増えると同時に、マンションに住む住民の高齢化も目立つようになってきました。
高齢化と共に、管理組合の理事会運営も難しくなってきています。
そこで、注目されているのが管理を外部に委託する「第三者管理方式」です。
マンションの現状は
旺君
マンションの現状はどんな状況?
ifudousan
国土交通省の最近マンション総合調査では、
世帯主の年齢が70歳以上の割合は約26%で、
前回調査よりも3%以上増えています。
また、築40年以上のマンションは約13万戸で、
20年後はその3.4倍に増加すると見込まれています。
住民の高齢化に伴って理事会役員選任が問題化
旺君
管理組合の役員の選任が大変なんですネ。
ifudousan
輪番制等で管理組合の理事会役員を選任しているところも
多いんですが、高齢化でなり手がいないのが現状です。
そこで、外部の第三者に管理を委託する方式が注目されています。
旺君
第三者管理方式のの問題点は何ですか?
ifudousan
当然、外部委託なので委託費用がかかります。
また、一度この管理方式を採用すると、
理事会を運営するノウハウが蓄積されなくなって、
元に戻すことが難しくなることがあります。
さらに、委託業者の資質の問題も出てきます。
国土交通省もガイドライン策定
旺君
国土交通省はどんな方向を示していますか?
ifudousan
業務の執行状況を監視するための監事の設置、
監事のうち1人は外部専門家からの選任、
管理組合財産の印鑑等は幹事が保管する 等
の第三者管理方式の指針を示しています。
旺君
古いマンションは耐震性の問題もありますネ。
ifudousan
新耐震以前に建てられたマンションの耐震化が
進んでいないのも社会問題になっています。
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