地域の特長を取り入れた公園が、日本の各地で次々に生まれています。
都市公園法の改正で、公園に飲食店などの建物を設けるハードルが下がりました。
工夫によって、公園をくつろぎの場としてだけでなく、観光客などにも楽しんでもらったり、街の魅力を高める効果も生れています。
盛岡市の木伏緑地
盛岡市の木伏緑地は、JR盛岡駅から5分ほどの川沿いにある公園です。
青やグレーの真新しいコンテナ風建築物が立ち並んでいます。
多くのコーヒースタンドやレストランが営業し、名物の「ジンギスカン」や地元の海産物などを楽しむことができます。
この公園は、1985年に造られましたが、トイレがなく、イベント時以外は活用されていなかったということです。
市では、トイレの新設を含めた改修を、民間の事業者が公園施設の設置や管理を行う「公募設置管理制度(Park-PFI)」を活用して実施しました。
整備後、公園が街のにぎわいを作り、多くの来園者になっています。
この手法は、全国各地の公園で活用されるようになってきています。
改正都市公園法
2017年の都市公園法の改正で、「公募設置管理制度(Park-PFI)」が盛り込まれました。
各自治体も厳しい予算のなか、公園整備費が減少している現状があります。
今まで、公園には小規模な売店などは設けられていましたが、Park-PFIにより大きな店舗などを柔軟に設けることが出来るようになりました。
盛岡市の木伏緑地のように、公募で選定された事業者自身が建物整備をすることも増えてきているということです。
民間資金の活用で、公園が地域の新たな魅力を発信している状況です。
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