住まいは、「自宅」を1か所持ち、僅かな人が「別荘」を持つというのがこれまでの姿でした。
ところが、「複数の住居」を賃貸で提供するサービスが現れています。
ライフスタイルや働き方が多様化する中で、どうなっていくのでしょうか。
サブスクリプション方式の不動産賃貸
多拠点居住サービスを提供する会社によると、毎月定額の利用料を払うことによって、全国24か所にある拠点を自由に選んで住むことができるということです。
それぞれの施設は、個室を確保しつつ、リビングやキッチンはシェアハウスのように複数の利用者で共有するということです。
拠点には、生活必需品は揃っているので引っ越しの手間などは考えなくてよいことになります。
それぞれの拠点は、空き家や空き別荘を活用して、リノベーションしてから提供するということです。
多様化する住まいのニーズと働き方
ある調査によると、自由な住まい方に魅力を感じている人は一定数います。
働き方も、テレワークを導入する企業も増えてきて、仕事は必ずしも職場でしなくてもよい時代になってきています。
空き家が増え続け、2033年には全住宅の約3割にも達するという調査もあります。
空き家をリノベーションして、多拠点居住の拠点に生まれ変われば空き家問題の解決の一端にもなります。
人の行き来の増加で、経済の活力を盛り上げることも期待されます。
しかし、子どもさんの教育や勤めている会社の状況を考えると、定着となるとどうなるか難しい面もありそうです。
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