コロナ禍で在宅時間が増える中、注目を集めてきたのが戸建て住宅の「全館空調システム」です。
風呂場などを含む全ての室内の温度が一定で、夏や冬も過ごしやいと評判です。
断熱技術も向上してきて、電気代も抑えられるようになってきたのが後押ししているようです。
全館空調システムとは
全館空調システムは、屋根裏に設置した機器からダクトを通じて、一定の温度の空気が各部屋に送り込まれる構造になっています。
気候変動で春や秋の過ごしやすい時期が短くなる中、夏冬の過酷な時期をどのように快適に過ごすかということが重要なテーマになってきています。
全館空調システムは、この課題に応える住宅として脚光を浴びています。
断熱技術の進化が電気代を抑える
大学の先生によると、日本ではバブル期に全館空調システムが注目されましたが、断熱技術が低かったために電気代がかさみ、広がらなかったということです。
しかし、現在では断熱材や太陽の熱を防ぐ技術など建物が進化し、電気代などのランニングコストが減って導入しやすくなっているということです。
また、太陽光発電との相性が良く、夏場の冷房で必要な電気は太陽光発電で補えるということです。
注意点は、住み始めてから不満があっても対応が困難なことです。
全館空調システムは建物の一部であって、後から調整できることが少ないことです。
また、住宅に一定以上の断熱性能がないと電気代がかさむなどの不満が出てくる可能性があるので、住宅がどの程度の省エネ基準を満たしているのか事前に確認することが重要だと言っています。
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