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どうする「空き家大国」からの脱却!

空き家大国への道 不動産の情報

空き家がどんどん増える日本。

手ごろな空き家がいっぱいあるのに、売り物件が少ない。

移住希望者は大勢いるのに、空き家を買えず、アパートに住むしかない。

空き家大国から脱却するには、どうしたらいいのだろうか?

空き家の増加はこれから本格化

日本の空き家の数は、右肩上がりです。

総務省の調査によると、2018年時点で全国の空き家総数は849万戸あり、30年間で2倍以上に膨らんでいます。

日本全体の住宅のうち空き家の占める割合は、2018年時点で18.6%でしたが、民間調査機関の推計では、このまま何も手を打たないと2038年に約2,200万戸に、率では31%という恐るべき数字を発表しています。

欧米と日本の違い

欧米では、中古の住宅市場が発達し、次に住む人が決まりやすい状況があります。

しかし、日本では新築が好まれてきた傾向が強い状況があります。

空き家は、景観、治安、防災の面で問題があるばかりでなく、何より暮らしのつながりが絶たれ、地域の荒廃を招きかねません。

専門家は、現在は日本が「空き家大国になる前夜の段階」と言っています。

団塊の世代が建てた家の相続は、これから本格化し、さらに空き家の大量化が進む恐れもあります。

空き家大国への道ーどうする空き家対策

所有者不明土地対策を目的にした昨年4月の法改正である「相続した不動産の登記を義務化する」ことを理解している人も少ないということです。

空き家対策の原点ともいえる登記の更新もおぼつかない状況です。

ただ、「空き家は手間がかかる割に儲からない」という評判から、商機を探る企業も出てきたようです。

大学の専門家は、「家をつなぎ、再び回すためにも」百年の計を語る政治家の出現が待ち遠しいと語っています。

いずれにしろ、抜本的な施策を展開しないとこのままでは、日本の明日は明るくない感じです。

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